テ・パパ ◁つづきからはじめる
自然系の展示を堪能したところで既に小一時間経ってますが、テ・パパにはまだたくさんの展示が残されています。これで入場料無料はあまりにも神。
生物コーナーの横、これまた物々しい戦争コーナーを見学しましょうか。
まずはデカい人形がお出迎え。
頭身が普通だったら生身の人と見間違えそうになるほどの精巧さです。
マダム・タッソー顔負けだと思います。
こうやってイギリス兵はニュージーに上陸・入植したんですね〜
・・・とこの時は思っていましたが、英国がニュージーに入植してマオリとドンパチしたのはもっと前。
1914年ということは第一次世界大戦なので、ここは大戦に招集されたニュージーの兵隊たちの上陸作戦を紹介する展示スペースなのでしょう。
英語ができないこと、解説パネルをまともに読んでないことがバレてしまいましたね。
まぁ、この旅行の後から徐々に仕事が増えたので当時よりは英語力も上がってると思いますが・・・
↑11月にシンガポール行った時は英語が話せなさ過ぎて中国語で乗り切った人
またも精巧な人形。
「苦渋な決断」という表情です。
写真ぶれぶれワロタ。
食糧に蛆が湧いて悲痛な顔をする兵士
ゴー!ドゥーン!みたいなBGMが流れているので、ものすごく臨場感があります。
歯が折れるほど硬いビスケット。
こんなんでどう戦えと・・・
相当グロいですが、これもまた当時の戦争のリアルを紹介ということなのでしょう。
「水が貯まると自動的に発砲する無人武器」の展示だと思います。
「風の強いところでは鉄砲よりも投石機みたいな原始的な武器の方が効果的」と平賀・太一・キートン先生が言っていたのを思い出しました。
駆け足でしたが戦争コーナーは終了。
真面目に解説を読まなくても楽しめる(という表現が適切かはわからないが)、優秀な展示でした。
ようやく(日本的な数え方で)二階を見終わったので、続いて三階へ。
全然飽きてないけど疲れてきた・・・
あらゆる物がいつニュージーランドに持ち込まれたか等のデータっぽいです。
ニュージーに生息する野生の哺乳類は外来種のポッサムなど極わずか。
記憶違いでなければ、いわゆる土着の哺乳類はコウモリくらいだったはずです。
さすがに「大陸」と比べるのはスケールが違いすぎますが、オンリーワンの希少種が多く生息するオーストラリアとは対照的ですよね。
シマウマ!?
ちなみにカンガルーはオーストラリアに「送還」されたらしいです。
おおおおお!
これは無職旅さんのブログにも出てきた、「外来種が持ち込まれるメカニズム」を解説するコーナーだ!!
聖地巡礼!
衣装ケースに忍び込んで蛾が上陸!
衣装ケースに入った魔法生物が逃げ出せばショートカット女性とのロマンスが始まりますが、外来種が逃げ出せば生態系が破壊されます。
リンゴをどかせば・・・
蛆!
ここで紹介されているのはブラックバスのような人が意図的に持ち込んだ生物ではなく、ヒアリのように貿易などの際に密航してきた生物みたいですね。
バナナに紛れ込むコウモリ!
これは少しビックリしました。
これは小さい子どもは大喜びで見学できるんじゃないでしょうか。体験型展示は良きです。
こちらは外来種から一転、カカポというニュージー固有種の飛べないオウムです。超希少種。
この展示は一見ふざけていますが、繁殖・個体数回復のため実際に使われる真面目な装置みたいです。
これまた大満足の展示スペースでした。
博物館嫌いな人でも、テ・パパだけは必ず訪問することをおすすめします。
お次は衣食住やアイコン的な物などニュージーの文化を紹介するコーナーです。
食生活やラグビーなと解説をちゃんと読めば興味深い展示がありますが、写真に残して面白い訳ではないのでブログ的には低トーンですかね?
これは少し怖い。
マオリの展示スペースは著作権の絡みで写真NGの展示が多かったです。
朝からPCRで神経をすり減らし、2時間ほど見学して疲れたのでボチボチ退散します。
重ね重ね、すごいボリュームで大満足、これまでに訪れた中でベスト博物館かもしれません。
ちなみに、先に書いたように入場料は無料ですが、ドネーションボックスはあちこちに設置されています。僕は1000円分払いました。
このボリュームとクオリティだと2000円くらい払っても良かったかもしれません。
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