ジーランディア ◁つづきからはじめる
ジーランディアからの帰りも無料のシャトルバスを使います。ただし、今回はi-SITE行きではなくてケーブルカー乗り場(高台側)行きです。
10分もかからずにケーブルカー乗り場に到着しました。創業100年の老舗ケーブルカーだそうです。
駅舎には甲冑が飾られていました。
なかなかの傾斜ですね。
3年前の夏休みにウラジオストクで乗ったケーブルカーを思い出します。
無料で入れるケーブルカー博物館
こうして見ると高低差がよく分かります。
車内で凄いスマイルを浮かべている車掌さんは、リアルピーポーではなくてマネキンでした。
ケーブルカー乗り場の近くにはウェリントン植物園がありますが、ちょうどジーランディアを出たあたりから雨が降り出したため泣く泣く撤退します。
もっといえば、周辺の住宅街も落ち着いててお洒落で散歩が楽しそうだったので残念です。
思い返せば7月の北海道旅行では大雨により後半の旅程が全てパーになり、今回もウェリントンの残りの日程は全て雨でした。
この時はまだ、9月の京都と10月の岩手でも雨に苦しめられることを僕は知らない・・・
そんな訳で着いて早々、ケーブルカーで下界へと移動します。
車内は普通に近代的で清潔ですが、木のベンチが伝統を感じさせますね。
雨なのであまり景色を楽しめないのが残念。
終点までいくつか乗り場があります。
こんな斜面に乗り場があるくらいなので、「こんな斜面」に住んでいる方がいるのでしょう。
高速やサービスエリアで「こんなところにバス乗り場が!?」と思う感覚に似ています。
ちなみにウラジオストクのケーブルカーには途中の駅はなかったと思います。
こんなところに遊び場が!
個人的に日本のケーブルカーは
・山間の観光地などに設けられた、山頂やビュースポット付近までのショーカットの手段
・リア充がキャー!キャー!するアトラクション
・非日常
で、海外のケーブルカーは
・地元民の通勤・通学の手段
・日常
としての性格が強いという印象です。
そんなこと言ってたら終点付近でいきなりTDL的なファンタジー空間になりました。
ギャップありすぎだろ。
これが下界側の駅舎。
思いっきり普通のビルですね。
改めて見るとここにケーブルカー乗り場があることが信じられませんw
下界側の乗り場があるLambton Quayは、小生の嫉妬心を煽るような有名企業が多くオフィスを構えるエリアとなっています。
官公庁が集まるBeehive周辺のエリアとも隣接しているので、この辺を歩く分には治安の悪さを感じることはないんじゃないかと思いますね。
こちらは宿の近くにあるラグビー協会です。
The Dwellingtonに戻って2時間ほど休憩。ついでに洗濯もしちゃいましょう。
観光的にはロスタイムですが、こういうゲストハウスでの日常生活も大事な旅の時間です。
6時くらいから少し外出。
Lambton Quayのあたりです。
うーん、嫉妬。
翌日がニュージーランドに着いて6日目、そして帰国の3日前にあたります。
この頃はまだ帰国前PCRマストの時代だったので、帰りのフライトまで72時間を切ったらすぐに受験できるよう数ヶ月前から予約しておきました。
大きい病院などではなく普通のビルの中にラボがあるっぽいので、当日の朝になって迷子にならないよう下見に来たのでした。
下見後はカウントダウンで水などの調達と
薬局で旅行用ひげ剃りクリームの購入をしました。
帰りがけに中華料理屋で夕飯をテイクアウト。
会社ではこれまでの経歴をガン無視して品質保証部という墓場に配属されたので、ここで老闆たちと久々の中国語会話を楽しみました。
宿に戻って買ってきたレモンチキンを食べます。ほぼほぼ油淋鶏なので普通に美味しいです。
たしかに「肉も野菜もいらないから豆腐だけ炒めて!」って言ったけど、まさかソースもなにもなしで作るとは思わないじゃん・・・
水分たっぷり、爽やかな厚揚げでした。
食後はまたうだうだして少しだけ夜の散歩を。
宿の周りは官公庁と住宅街くらいしかないので、人気はほとんどありません。
いくら治安の良いウェリントンの、さらに治安が良い要素が揃ったエリアとはいえ、やはり夜に人気がないところを歩くのは少々怖いですね。
少なくとも日本みたいにイヤホンで音楽聴きながら・・・はできません。
翌日Day6は観光的にもハイライト、さらにPCRと盛り沢山な一日です。
こうして無事に帰国した訳なので、PCRに伴う緊張感を上手く書けるか不安ですが、お楽しみに。
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