【旅行記】2022夏ニュージーランド5-2 蘇りし太古の森林・ジーランディアを探検する

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昼食後は早速ジーランディアに行きます。

路線バスでも行けますが、今回はi-SITEのすぐ近くから出ている無料のシャトルバスを使うことにしました。


時間通りにシャトルが来ました。


時刻表は公式ホームページをどうぞ。概ね日中に一時間/一本ペースで運行、乗り場はケーブルカー乗り場(上側)の前と、i-SITE前の2つです。

www.visitzealandia.com


この便を利用したのは僕だけでした。

宿の方角に戻ってからBeehiveの近くの坂をのぼっていくルートなので、宿の近くから路線バスでも良かったかもしれませんね。


i-SITEから20分ほどでZealandia(ジーランディア)に到着しました。


今でこそ環境保護ガチ勢のニュージーですが、同時に乱獲や外来種の持ち込みによって貴重な生態系を破壊してしまった暗い過去もあります。

ここジーランディアは、失われた原生林を鳥の楽園として蘇らせた一大自然保護区なのです。


まずは受付に立ち寄り。

好き勝手に園内を散策するGeneral Admissionのチケットは24NZDしますが、Night Tourに参加するゲストは前後の入園が一回無料になります!


僕は明日の晩のツアーを予約しているので、本日分の支払いは免除になりました。
※Night Tourに参加する旨をスタッフに伝えること


チケットを受け取ったらいよいよ入園です。

チケットオフィスと保護区はこのようなゲートで隔てられています。

ジュラシックパークのような気分です。


「余所者のあいつらはこれくらいの高さの柵なら登って侵入しちゃうぜ!」の解説だと思います。


外来種を捕獲するトラップの展示。

人間が勝手に持ち込んでおいて傲慢だなーとも思いますが、この保護区に生息する鳥たちは一様に特異性と希少さを併せ持つ冗談抜きでオンリーワンな種ばかりなので、致し方ない部分もあるでしょう。


大都会・ウェリントンのすぐ近くにあるとは思えないほどの大自然っぷり。

ホームページによると園内のトレイルは32kmもあるんだとか。全てをまわるのは無理ですね。



それにしても、なかなか鳥と会えませんね・・・


ニュージーランドのアイコンとも言えるキウイは夜行性なので、キウイを見たい人はNight Tourに参加する必要があります。

僕も明日までお預け。


対岸の木に白い鳥がたくさん留まっています。

ガチで鳥を観察したい人は、双眼鏡の持参はマストでしょう。


「未舗装の本格的なトレイル」「舗装された歩道」などルートの選択肢は豊富です。

タウポのハイキングコースと同様、柔軟なルート設計ができるのはいいですね。


ちょっとした冒険気分を味わえる水上の道


水鳥がいますが、せっかくなのでもうちょいニュージーランドっぽい鳥が見たいかな・・・


なんとなく右のコースを選んでみました。


なかなかワイルドな道です。


木を住処にする生き物を観察できるギミック


この箱を開けてこいつらがいたら、僕はジーランディアを訴えますよ。


鳥の巣を比較観察できるコーナー



飽きてきました。
本日は鳥を観察しに来たのです。

自然相手だから簡単にエンカウントできるとは思ってませんが、もうちょい・・・この・・・ね・・・


餌場コーナー!

これは期待できるんじゃないか!?


うおおおおおおお!鳥です!!
エサ喰ってます!


これは恐らくカカでしょう。

ニュージーランド固有種のオウム(インコ)系の鳥で、器用に足を使ってエサを食べるのが特徴です。


とても見応えがありました。

今日のミッションはこれで達成と言っても過言ではないです。珍しい物が見れて良かったです。


せっかくなので、高台に登ってジーランディアを一望してみようと思います。


展望台の近辺には開拓か何かに使ったと思わしき道具や、何らかの遺構が展示されていました。

ぶっちゃけ興味ないっすわ。


スリリングな橋。高所恐怖症にはキツいです。


元の状態を知りませんが、これだけの自然を復活させるのは並大抵の努力ではできなかったことでしょう。

こういうことに自分が払った金が使われる分には大歓迎ですよね。


最後に再びのカカ


こいつにエンカウントできたからこそ「こういうことに自分が払った金が使われる分には大歓迎ですよね」と素直に思えた側面があるので、この観光においてカカが果たした役割は大きいです。


ビジターが散策できるコースと非公開エリアとを区切る柵と予想します。


こんな感じのジーランディア散策でした。

あくまで一人の旅行者としてはもうちょい鳥を見たかったというのが本音ですが、ニュージーにおける環境保護の一部分でも知れたのは大きな収穫でした。


明日のナイトツアーも楽しみです。


疲れたので併設カフェで少し休憩。

外国で、アイスクリームが乗っていないアイスコーヒーは結構珍しいですね。


おこぼれ目当ての鳥を眺めながらのコーヒーブレイクでした。


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