モーテル ◁つづきからはじめる
慌ただしい昼飯休憩を終え、いよいよバス旅後半戦の始まりです。
なお、モーテルというとラブホの類を連想するかもしれませんが、ニュージーのモーテルはこの昼食会場のような普通の?宿の形式が大半だと思います。
特にレンタカーで旅をする人はモーテルのお世話になる日もあることでしょう。
さすがに疲れてきたものの、車窓がとにかく見応えあるのでそこまで大変ではありません。
牛に大自然というニュージーらしい景色。
ニュージーのスーパーに行くと平均的な物価高に対して乳製品や肉の値段が異様に安いことに驚きますが、こうして見るといかに酪農や畜産が盛んな国かが分かりますよね。
ところで、読者の皆さんは「陽気なギャングが地球を回す」という小説をご存知でしょうか。
伊坂幸太郎の代表作の一つで、4人の能力者たちによる銀行強盗のドタバタ劇を描いた作品です。
その中の1人に久遠というスリの達人がいるのですが、彼が銀行強盗をする理由は「ニュージーランドで羊と戯れるための金が欲しいから」と語られています。
学生時代に私が首ったけだったクラブの後輩もまた伊坂幸太郎が好きだったもので、学友たちに「彼女の愛読している本を読めば心を掴むのは容易い、とか思っているんだろう」と穿った見方をされたものですが、私は彼女とまだ知り合う前、中学生の時から伊坂作品に首ったけでしたので、決して私がナカメ作戦を実行するようなストーカー気質の男でないことをここに記しておきたい。
どこかの町のなかなか年季の入った建物。
牛や羊もいいけど、そろそろエゾジカやキタキツネが恋しくなってきましたねぇ
再びの乗降車タイムです。
純粋に乗客の入れ替えが行われるだけのごく短い停車と、トイレ休憩を伴う乗降車タイムがありますが、今回は後者のようですね。
僕もi-SITE(観光案内所)に併設のトイレを使わせてもらいました。
タウポとは街の規模感が違います。
現在地を調べたところによると、どうやらパーマストンノースという街にいるらしいです。
地球の歩き方曰く学園都市とのこと。
たしかに言われてみれば学生が多いような気もしなくはありません。
こんな洒落た街で大学生活を送りたかったと思いつつ、ウェリントンに向けてラストスパートです。
ここまで見て見ぬふりをして来ましたが、少々顔の火照りと喉の痛みが気になります(泣)
まぁニュージーは冬な訳ですから普通に乾燥してますし、午前中とはうって変わって車内も暖房ガンガンなので↑の症状も説明はつくのですが・・・
しばらく様子を見て、味覚聴覚の異常や咳などが出てきたらその時は潔く病院に行きましょう。
2日後の帰国前PCRが怖すぎる・・・
そろそろウェリントンに着く頃かな?
数日ぶりの海!
現地時間17時過ぎ、ウェリントンに到着しました。
ちなみにウェリントンのインターシティ乗降車場所は駅に併設されており、プラットホームを挟んで線路があります。
歴史を感じる、重厚な駅舎です。
バーやスーパーも入居しています。
ウェリントンの第一印象もとても良いです。
明日からの観光がとても楽しみ。
ウェリントンの素晴らしくロイヤルな街並みについては次回の記事にて。