唯一無二・へしこの天ぷらを食せる地元の名店/石(舞鶴)

標記の件、舞鶴に宿泊した際に素敵な時間を過ごした居酒屋「」をご紹介します。どうぞご覧ください。

○Information

[住所]
京都府舞鶴市浜742

[電話番号]
0773-63-3089

[営業時間]
17時半〜22時半
※日曜のみ21時半クローズ

[定休日]
不定休

[メモ]
ますだおかだの増田がロケで来たらしい。

○アクセス

JR 東舞鶴駅から徒歩5分

○メニュー

家庭的な居酒屋。

ポテトや焼き鳥のような定番の居酒屋メニューが揃う一方、日本海らしい魚料理やお好み焼きなどが個性を演出しています。


焼き鳥。

タレはキリッとし、肉々しくて確かな食べごたえです。たまにはタレの焼き鳥も良いものですね。


京都らしいもの食べな!と常連さんにオススメしてもらった万願寺とうがらし。京野菜です。

唐辛子の概念を覆らされるデカさでインパクト抜群。辛味はなく、むしろほんのり甘いのが特徴です。

鰹節に少し醤油を垂らして一緒に食べると、みるみるお酒がなくなります。


そして!これが石の名物、へしこの天ぷらです!

へしこは京都や福井の日本海エリアの郷土料理で、青魚を日持ちさせるために糠漬けにしたもの。
(単にへしこというとサバを指すことが多いみたいです。)


恐らくノーマルのへしこでも相当塩辛いのでしょうが、それを天ぷらにすることで旨味と塩気が凝縮されてさらに凄みが倍増!

へしこを食べさせる店は数あれど、へしこの天ぷらを出すのは石だけだそうです。


いやはや、これは凶悪な塩辛さ。
でもそれが最高に酒に合います。相性が良すぎる。

この時は2軒目だったので軽めにレモンサワーを煽っていましたが、これをアテに日本酒飲んだらもう止まらないでしょうね。


〆は雑炊とお好み焼きで決めかねたので、大女将とじゃんけんして勝敗でどっちをとるか選ぶやり方を採用。この度は雑炊が選ばれました。

雑炊そのものも卵が際立つ優しい味わいですが、へしこの天ぷらを一つ残しといて雑炊に乗っけて食べると・・・もう堪りません。


最後になりますが、大女将と金曜限定でお手伝いに来る若女将は、お二方ともに大変気さくで、程よい距離感で構ってくれます。

大女将曰く「せっかくの旅行、黙って飯食べて帰るんじゃなくて、あれこれ話したほうが楽しいでしょ」

旅人にとって、これほど嬉しい言葉はないですよね。

○まとめ

へしこの天ぷらという唯一無二のアテ、満遍なく美味しい料理、女将や常連さんとの会話と、日本海の町で忘れ難い夜を過ごせます。

個人的には、〆の一軒で寄って余韻に浸りながらベッドになだれ込むのような使い方が良いかな。

激オススメです。