
海洋博物館もクローズしていたので、早々にお目当てのデボンポートに移動します。
デボンポート行きのフェリーは30分に一本出ているので、イスタンブールや香港のフェリーほどではないにしろ頻発していると言っていいでしょう。

ここで役に立つのが交通ICのATカード。現金払いよりもかなり安価に乗船できます。
相当なレベルの割引率です。

時間が来たので乗船します。
乗客は観光客が2割、地元民が8割といったところ。普通に通学・通勤の手段っぽいです。
チャリと一緒に乗り込んでいる人もいました。

出航!
尾道本土と向島を結んでいるフェリーと同じように生活感がありますが、船の大きさはこちらが上です。

やっぱりフェリー移動の解放感は抜群ですね。

デボンポートには20分ほどで到着。
体感、イスタンブールのヨーロッパ側→アジア側と同じくらいの乗船時間でした。

デボンポートについては観光地でないものの、他の旅ブログや地球の歩き方を見るに、小山から町や海を見渡したり、静かな住宅街が広がっている、のんびりしたエリアという認識です。

町の外れまで来ると上へと続く小道を発見したので、とりあえずのぼってみることとします。

ガウディ的なオブジェ。

小道をのぼると住宅街が広がっていました。



異国への飽くなき探究心を胸に門を叩いた外語大。
確かに語学の授業はレベルが高くて、周りに留学生はたくさんいたけど、夏と春の2ヶ月ずつの休みの大部分は部活があって、バイトもしなきゃで、実際に海外に行けたのは10日ずつくらいでした。
その後、留学や2ヶ月間の卒業旅行を経てますます海外への思いが強くなって、海外営業への配属は無惨にも叶わなかったけど経済的な自由と部活のない連休を獲得して、それぞれ5日程度の短期旅行だけど社会人一年目で4回も海外旅行に行って。
GWはモンゴルに行こう、少し金を貯めてコスタリカに行きたい、中国もまだまだ開拓してないし次の世界剣道大会はパリでやるし、なんなら3連休で釜山に行ってもいい。
仕事内容は不本意でつまらないけど、連休で海外に行くために金を貯める。品証で仕事をする俺は仮の姿だ、世界の町を歩いている時こそ本当の自分になんだ。
そう思っていた矢先のコロナでした。
この2年半、何度ヨーロッパの村を歩く妄想をしたことでしょう。何度、パスポートと現金だけ握りしめて衝動的に航空券を予約したいと思ったことでしょう。行く宛のない国の歩き方を何冊買ったことでしょう。
コロナ一年目の2020年は仕事のモチベーションもなく廃人のようでした。上司と先輩に恵まれ、仕事にやり甲斐があったのが救いでした。
2021年は国内旅行に精を出し日本の瑞々しい風景に癒やされたものの、仕事が暇すぎて欝気味になり、気がつけば海外のことを考えていた。
別に観光なんてしなくていい、たた海外の町を歩いて、土地の物を食べ、地元民と話したい。
そして2022年、海外旅行に行ける日々が遂に帰ってきた。このデボンポートの美しく平和な住宅街に足を踏み入れた瞬間、そんな幸せな思いで胸が一杯になりました。

お洒落な教会があって

緑が麗しくて

ニュージーらしい鳥がいる。


特別な観光なんてしなくていい、この異国の日常に自分が存在できるだけでただただ満足です。

とはいえ初日から飛ばしすぎるのもアレなので、麓に戻りつつ最後の散策を楽しもうと思います。


ミニシアター発見。
NOPE観たいです。

なんとなくアップリンク(ミニシアター)のキャラクターを思い出します。


フェリーターミナルの近くに戻ってきました。

デボンポート、最高でした。
たぶん最終日にまた来ます。

名残惜しいですが、オークランド・セントラルに戻りましょう。
ここでフェリー職員の黄さん(中国からの移民)とFacebookを交換しました。


日中の景色もいいですが、やっぱり黄昏時の海はエモいですよね。

フェリーから見るセントラルの夜景もなかなか幻想的です。daokoの水星みたいです。
(筆者は恋愛経験がほぼ無く、ゆえに夜景を見る機会も少なかったので、夜景を形容するボキャブラリーがdaokoの水星しかない)

一日の〆として、スーパーで買い物してからハカロッジに戻ります。

シーサイドにはコンサルやメガバンクなど世界に名だたる一流企業がオフィスを構えており、美しい夜景を創り上げています。
僕も来世ではシンクタンクや外資系投資銀行に勤務して巨額の富と社会的地位を獲得し、バリバリのキャリアウーマン相手でも臆することなく口説けるような人生を送りたいです。


これまで訪れた場所、例えばソフィアやアテネと比べると、オークランドは夜でも安心して歩ける街だと思います。パンピーの人通りも多いです。
それでも、外国の知らない街で夜に出歩くのは少々緊張しますね。なるべく大通りを歩きましょう。

ニュージーランドを代表するスーパーのカウントダウンに来ました。
内部の撮影は自重したものの、酪農・畜産大国ならではの肉や乳製品の豊富な品揃え、外国らしい大容量パッケージのお菓子、パンに惣菜と大興奮!
やはりスーパーは最強の観光スポットです。

買い物を終えたので宿に戻ります。
この時なぜかタイムテーブルが乱れており、30分ほどバスを待つことになりました。
車内アナウンスもないからGoogleマップは手放せませんし、オークランドのバスは少し使いにくいです・・・

無事にハカロッジに戻って来れたので、お楽しみの夕食タイム。
宿のすぐ近所にあるArabesqueという中東料理屋でチキンのカプサを頂きます。
ノコギリのようにでかいチキンが2枚、米もパラパラでめちゃくちゃ旨い!

さっきチラッと見たところによると宿のコモンスペースではパーティーが開催されており、寝るギリギリまでこの店に籠城することにしました。
コーヒーとチャイをシバきつつ、街の喧騒や店内で食事する地元ファミリーを眺めるのは最高の時間です。

初の過去作ではない旅行記でしたので、Dayで5記事も使ってしまいました。
少しはお楽しみいただけたでしょうか。
Day2ではオークランドを離れてタウポという町に移動します。乞うご期待。
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