ワクチンパスポートを窓口で申請してきた

感染者がヤバい勢いで増えていますが、とりあえず筆者は止めがかかるまではNZ渡航を諦めません。

さて、コロナ禍における海外旅行のマストアイテムがワクチン接種証明書。いわゆるワクチンパスポートというやつですね。

今回はそのワクチンパスポートを保健所の窓口で申請してきましたので、そのやり方や日程感などを備忘録として残したいと思います。
それではご覧ください。

○ワクチンパスポートの申請について

2022年7月現在、ワクチンパスポートは3通りの方法で申請することができる。

一番簡単なのはアプリを用いた申請だろう。
アプリさえインストールすれば24時間365日申請でき、かつ基本的に即時で発行されるからだ。


一方、アプリでの申請にはマイナカード(通知カードではだめ)が必須であり、マイナカードを持っていない人は郵送か、僕のように窓口で申請することになる。

僕は当初、郵送での申請を考えていたが、別件でASAP市役所に行く必要があり、せっかくの機会だからと半休を取って窓口で申請することにした。

○窓口での申請に必要なもの

①パスポートのコピー

日本国内での証明はワクチンを打った時にもらえるワクチン接種記録で事足りるが、海外用ということならばパスポートは必須。

顔写真や個人情報が書いてあるページをコピーしよう。コピーしたのがそのままワクチンパスポートに転写される訳ではないので、例えば見開きでコピーして隣のページも一緒に写っていても問題ない。

②ワクチン接種記録書のコピー

ワクチンを打った際にクーポンが貼られるアレだ。

こちらはクーポン発行元の自治体によってフォーマットが異なるだろうが、「接種券番号」「接種日」「ワクチンのメーカーやロッド番号」「接種場所」など必要な情報は必ず書かれていると思うので、特に気にせず接種した際にもらった紙を丸ごとコピーすればOK。

原本ではなくコピーなので注意。

③身分証明書のコピー

パスポート以外で、マイナンバーカードや免許証など、生年月日が分かるもの。

④申請書類

自治体のホームページでダウンロードできるが、例えば藤沢では市役所や公民館などでも配架されてるらしい(筆者は申請当日に職員の方からもらった)


記載内容については、特に書くのに困る項目はない。強いて言うならワクチン接種場所になんて書いたらいいか迷うかもしれないが、シンプルに接種した会場を書けば大丈夫。

僕は職域接種だったので、〇〇株式会社 東京本社のように書いて普通に申請できた。

⑤返信用封筒

自宅の住所を書き、84円切手を貼って当日持参。

ワクチンパスポートと大層な名前だが、出来上がりはA4の薄っぺらい紙(重要なのは印刷されてるQRコード)なので、普通に手紙を入れる封筒でOK。

○申請の流れ

上記①〜⑤を携えて申請窓口へ。
他の自治体のことは知らないが、どこに行けばいいかは300%ホームページに書いてある。僕は藤沢市の保健所に行った。

入館後、職員の方にワクチンパスポートを申請する旨を告げ、①〜⑤を渡せば申請完了。

職員の方も「お役所的な対応」ではなく、むしろ不明点など親身になって教えてくれて助かった。

○受け取り

自分で用意した⑤の封筒に入れられて、完成したワクチンパスポートが送られてくる。

申請から受け取りまでは、特にトラブルがなければ一週間〜10日ほど。


僕は7/6(金)の午後に申請、7/12の時点では届いておらず、次の日から北海道に行ってたので正確な到着日は分からないものの、7/18(月)に帰宅してポストを確認すると完成品が届いていた。

なお、ワクチンパスポートに記載の証明書発行日は7/11になっていた。

○ワクチンパスポートに書かれている情報

接種国、名前やパスポート場所などの個人情報、接種したワクチンの情報、QRなど。
上に書いたようにQRが何より重要。

そもそも日本国が発行する公的な書類なんだから、どの自治体で申請しようと、海外旅行をするに十分な情報が網羅されていなくては困る。
ゆえにそこまで心配しなくていいが、受け取ったら記載内容に誤りがないかの確認は必須。

○Q&A

ここからは、申請に際して事前に電話で質問した内容や、当日窓口で聞いたことを書いていく。
自治体によって多少の違いはあるかもしれないが、参考になれば幸いだ。


Q1.藤沢市在住なので接種クーポンの発行元は藤沢市だが、接種は職域接種で、会場は東京の本社だった。この場合、接種場所はなんと記載される?

A.クーポンを発行した自治体(自分の居住地)が接種場所となる。筆者の場合、受け取ったワクチンパスポートには日本国厚生労働大臣と神奈川県藤沢市長という文字が書かれていた。
そもそも、海外旅行においては接種場所=日本ということを示せれば問題ない。


Q2.ワクチンを3回打ったが、持参するのは3回目接種の記録書だけで良いか?

A.3回目記録書に1回目・2回目の情報も書かれてるので、3回目のやつだけで良いと言われた記憶。
ただ、最悪コピー代10円が余計にかかるだけなので、不安なら1、2回目の接種記録書のコピーも持って行った方が精神衛生的には良いだろう。


Q3.今回は窓口で申請して紙のワクチンパスポートを受け取ったが、今後マイナカード入手後にアプリで申請する電子証明書に切り替えることはできるか?

A.問題ない。アプリで再度申請する必要はあるが切り替えられる。逆(アプリ→紙)も然り。
また、窓口や郵送で申請して受け取りまでの間にマイナカードが完成するなどした場合は、申請途中であってもアプリ申請に切り替え可能。
(その場合はアプリで取得したことを一報入れた方がいいかも。念のため)


Q4.受け取りまでの時間を短くすることはできる?

A.返信用封筒に速達用の切手を貼れば、発行〜手元に届くまでの時間を短縮することは可能。
僕は申請時に渡航予定日を聞かれたので、出発まで時間がない場合は速達を勧められるものと推測。


Q5.窓口で申請する場合、窓口で受け取れる?

A.郵送申請でも窓口申請でも、受け取りは郵送。


Q6.郵送で申請する場合、提出した書類に不備があったら全て初めからやり直しになる?

A.ケースバイケースだが、ちっちゃいミス程度なら業者から連絡がいくはずなので、該当する箇所のみ再送して修正することは可能。
ただし、申請中にパスポートを紛失したり破損させた場合は、パスポートを再発行するとパスポート番号が変わるので問答無用で最初からやり直し。

○まとめ

公的な書類につき、基本的にどの自治体においても同じような流れで申請することと思いますが、申請にあたっては必ず自分の自治体のホームページを確認し、最新の情報を入手してください。
(この記事に書いた要領で申請したので大きなミスはないはずですが、自分で調べもせずこの記事を鵜呑みにして何か受け取りに支障が出ても、筆者は何の責任もとれませんよ!)

また、日本郵便の配達ルールが変わった関係上これまでよりも受け取りに時間がかかることが予想されるため、とにかく時間に余裕を持って申請してください。


この記事がなにかの参考になれば幸いです。