[Day8]
感情の起伏もないままひたすら一本道を歩くこと1時間、温根内の散策路に到着しました。
前の記事に載せたヒグマ注意の看板のところから1時間23分かかりました。
ここまでは両端に湿原を拝みながら歩いて来た訳ですが、ここからは湿原の上を歩くことになります。
写真が撮りやすくて嬉しいです。
ただまぁ・・・動物はいないですね・・・
なおこの散策路、釧路市博物館のところで紹介した鶴居村営軌道(簡易軌道)の上だか脇だかに設営されたという経緯がございます。
道がやけに真っ直ぐなのはそういう訳なのですね。
どこにでもヤチボウズがあるのはすごいです。
動物が見れないとぶーぶー言ってますが、要はオフェンスとディフェンスの違いというか、役割の違いだと思うんです。
北海道を旅行するようになってから結構な数のビジターセンター(とその散策路)を訪れましたが、意外にも動物を見ることはほぼありませんでした。
むしろビジターセンターまでの道中とか、チャリで国道を走ってる時とか、町中とかの方が動物との遭遇率は高かった気がします。
じゃあこういう散策路の魅力はなにか?というと、地形を感じられるというか、風景を堪能できることなのかなー、と。あくまで僕の経験上の話ですが。
湿原の上を歩くのは清々しいもの。
この記事を書いてて改めてそう思います。
今話題の尾瀬にも行きたくなりました。
遠くにエゾシカが見えます。
釧路市展望台を出てから初めて見た動物です。
ちなみに、上に書いたような国道とかでは日中でもバンバン動物を見てきたので、動物を見れないことと時間帯はそこまで関係ないのではと思います。
ビジターセンターに近付くにつれ、森のフィールドソースが増えてきました。
インセクター羽蛾が喜びそうです。
こうして1時間ほど湿原を堪能し、ビジターセンターに到着しました。そこそこ疲れました。
とりあえず一服。
疲れた身体に糖分が染み渡ります。
どうしても動物を見たいなら、木道を三周、四周としたら遭遇できるかもしれませんね。
ちなみに前にも書きましたが、この散策路での出現率トップは外来種のミンクだそうです。
ところで、ビジターセンターのスタッフの方に道中で撮影した糞の写真を見せたところ、どうやらヒグマではなくエゾタヌキのものだそうです。
タヌキは一か所で糞をする習性(ため糞)があるので、ヒグマと間違ってしまったのでしょう。
あまりにやることがないので再びビジターセンターに繰り出しました。
センターを出てすぐのところに鹿がいたので、5分くらい観察しました。
こうして温根内の散策は終了。
僕の旅行的にも、ブログの撮れ高的にもこの散策路がハイライトになると見込んでいたのでやや不完全燃焼感はありますが、それでも湿原をたらふく眺められて満足です。機会があればまた行きたいです。
センターの駐車場からバスに乗って宿に戻りました。
僕は業界的に連休が長いのですが、世間的にはむしろ今がゴールデンウィークのピーク。
コモンスペースにたくさん旅行者がいたので少し旅談義をしながら休みました。
夕方、食事のために外出。
宿の近くにある幣舞橋からの夕日は世界三大夕日として知られています。
他の2箇所は、バリ島とマニラだそうです。
まぁカップル共と並んで夕陽を鑑賞するのは拷問に等しいので、僕は離れたところから鑑賞します。
はい、そういう訳で再びもしり家に来ました!
雰囲気も料理も美味しくて最高です。
タバコも吸えるので、「最高じゃないですかー!」と思わず叫んでしまいました。
何を食べても美味しいんです。
また、隣に座っていたご夫婦がかなりの旅好きでして、初対面なのに色々と話し込んでしまいました。
特別に見繕ってもらったフレンチドッグです。
魚肉ソーセージを使って砂糖をまぶしたアメドで、北海道ではお祭りやスーパーで食べられる定番のおやつなんだとか。家庭でも作られるみたいですね。
意外にも甘みとソーセージが相性良くて、とても美味しかったです。
作ってくれてありがとうございました。
釧路でのMVPを挙げるとしたら間違いなく、もしり家でしょう。何から何までパーフェクトでした。
釧路に行かれる方はぜひお立ち寄りください。
さて、宿でだらだらして最後の思い出に・・・と近所の温泉に行くために外出したら、ものすごい霧が発生していて驚きました。
まるで別世界。
こんな都会で霧多布なみの霧が出るとは。
ハリーポッター感がある霧です。
釧路はそこそこ交通量もありますし、事故が起きないか他人事ながらヒヤヒヤします。
あ、温泉ですが聞いていた情報が間違ってたみたいで、到着した時は既に受付終了していました。
受付のおばちゃんに「またいつか釧路に来た時にお邪魔します」と言いましたが、まさか3ヶ月経たずにリベンジできるとは思わなんだ。
こんな感じの観光最終日でした。
ほどほどに楽しく過ごせましたね。
明日は帰宅編です。