[Day6]
9時くらいにダラダラ起床。
セコマで買ったおにぎりと、宿のフリーコーヒーで簡単に朝メシを済ませます。
さて、帰りの飛行機は3日後の午後。
今日を入れて丸々3日間を観光に充てられます。
天気予報を見ると今日は雨とのことなので、メインの湿原は明日以降にまわして、今日は博物館や町歩きをして過ごそうと思います。
ところで、ネムロマンでの語らいやNとの再会、霧多布里でのご飯にKさんMさんとの飲みなど、ここまで一人旅と語るに値しないほど毎日誰かしらと食事を共にしたり会話したりしてきました。
一人旅は一人で旅をすることですが、温もりに触れてきただけに少し寂しいかも。
繁華街でよくある防犯啓蒙の放送ですが、釧路では子どもの声が使われていました。
たしかに抑止力にはなりそうです。
末広町は釧路屈指の繁華街。
夜になると多くの観光客で賑わいます。
橋を渡り、釧路川の向こう側に行きます。
なんとなくブダペストを思い出しました。
向こう側に来ましたが、一気に雰囲気変わりましたね!観光客が多かった末広町近辺とは大違い。
いや、こっちこそ釧路の、地方都市のリアルなのかもしれませんが。
良さげな感じの町の弁当屋などあり、僕はこっちの方が好きかもしれません。
海外だと割と無防備に住宅街に入って散歩や町並みの撮影を楽しむのですが、日本でそれをやると通報されるので程々にしておきます。
道中、大きめの公園があったので立ち寄り。
武道館や中国っぽい池などもありいい感じです。
いやいやww 大都会・釧路の町中に鹿がいる訳ないじゃないですかww
公園からマンションの駐車場に繋がっており、通り抜けする訳にもいかないので、引き換えして迂回して目的地を目指します。
鹿いました。
川を越えると生態系も変わるのか・・・
住宅街を抜け、ようやく釧路市立博物館に到着しました。宿から35分くらい歩きました。
480円を払い入場。ちなみにWi-Fiもありました。
※館内の展示の写真は、受付で撮影&掲載許可を頂いた上でブログに載せています。
雨ということもあり、多くの観光客や親子連れで賑わっています。
というか地方都市の総合系博物館としてはかなり充実しているのではと思います。
でかいアンモナイトの化石です。
中二病なので、ナイトと名前に付いてると無条件にかっこ良く思えますね。
たしかクジラの歯の化石。
特別展的な感じで人面蛾の展示もありました。
羊たちの沈黙のポスターに登場するあいつです。
ナナカマド。
北海道を舞台にしたポケモンDPに登場するポケモン博士の名前がナナカマドですね。
湿原の自然環境を表した展示。
明日、明後日と湿原観光がメインになるので、今のうちに軽くでも勉強しとかなきゃです。
北海道と言えば、な植物のマリモ。
実は、当初の予定では釧路滞在中のどこかで日帰りで阿寒湖に行こうと思ってました。
が、他の旅行者との話題にもあがるほど、阿寒湖はとにかく日帰り組に優しくない。
バスの時刻表の関係で3時間ほどしか現地に滞在できず、特にマリモを見るにはクルーズツアーで島に上陸する必要があるので時間がカツカツなのです。
なので今回は断念。
某万博のキャラクターのような愛らしい緑のフォルムに謁見したかったですが、まぁせめて釧路博物館で見学できて良かったです。
動物の剥製もたくさん。
なおイトウなど北海道を代表する大型の生物の展示は撮影不可となっていましたが、もしかしたら映像が撮影NGってことだったのかもしれません。
まぁブログとしてはアレでも個人的には実際に訪れて金を落として欲しいので、気になる方はぜひ現地まで足を運んでみてください。
イトウってって湿原に住んでるんですね。
そのデカさから、勝手に利根川や荒川みたいなサイズ感の川にいるのかと思ってました。
北海道だと石狩川?
顔だけだとのっぺりしてて少し怖かったアザラシも、全体で見ると可愛いの権化です。
キタキツネの展示には必ずエキノコックスについての但し書きがついてるのが北海道だなと思います。
一つ上がって二階は産業的なフロアでした。
開拓時代に移住してきた多くの人をさばくため、簡易軌道が設けられて交通インフラに貢献したそう。
が、道路が発達するにつれて交通手段は車にシフト、簡易軌道は廃れていったのだとか。
これまで北海道に来る度に電車に乗っていますが、やっぱり採算厳しそうというのを感じます。
旅情があるというのはあくまで観光客の感想ですからね。会社としては利用客が減れば廃線・廃駅に踏み切るのは当たり前。
でも、生活の手段として町が保護に動かざるを得ない場所もあります。この不景気の中、車を持たないという選択をする人も増えていくでしょう。
4階はアイヌに関する展示と
タンチョウの紹介です。
タンチョウを見れる施設も、湿原観光との兼ね合いで断念。路線は阿寒湖行きと同じみたいです。
やっぱり北海道旅は車がベターですね・・・
また1階では特別展として、生きたエゾサンショウウオとキタサンショウウオを展示していました。
キタサンショウウオはいわゆる極東エリアに広く分布するものの、日本には釧路湿原(と色丹島)のみに生息。
一方、エゾサンショウウオはその名の通り北海道全域に生息するものの北海道の固有種、という双方ともに希少で、大陸との繋がりを感じさせます。
なかなか楽しい見学になりました。
次は旅行記か情報系か未定ですが、負の感情をブログには持ち込まないようにしますね。
つづく