そろそろキメましょうかね、海外旅行を。
[Day5]
茶内駅で待つこと10分あまり。
釧路方面に向かう電車がやって来ました。
根室からの乗客がたくさん乗ってるはずなので、座れる可能性は低いでしょう。
GWも本格的に始まってますしね。
通路側の席ですが、なんとかボックス席に座ることができました。これで一安です。
隣に人が乗っている訳ですが、花咲線は車窓がウリですし、そもそも今回の旅の目的は花咲線なのでここは容赦なく全力で写真を撮らせて頂きます。
まぁ無用なトラブルを避けるため、隣の方が写真に写らないよう最大限の配慮は怠らない所存です。
この花咲線、釧路のノロッコ号のような観光列車ではない、あくまで普通の列車です。
しかし、そこはJR北海道の粋な計らいで、最も強く湿原を体感できる茶内〜厚岸の一駅区間については速度を落として走行してくれます。
そろそろ湿原の「気配」がしてきましたね。
おお・・・
おお!!
これは素晴らしい!
実はインスタで花咲線の広告を見たその夜に夢に湿原を走る電車が出てくるほどそのビジュアルに興奮したので、感動もひとしおです。
おととい雨が降ったことで水量も十分。
欲を言うとあと一ヶ月くらいすればもっと緑が増えより湿地帯らしい姿になるのでしょうが、残念ながら社会人に時間の自由はありません。
なお、ここらは霧多布湿原ではなく、別寒辺牛(べかんべうし)湿原という別の湿地帯です。
前情報ではヒグマとのエンカウント率が高いと聞きましたが、さすがに電車からでは厳しいか。
森→川ときた湿原は徐々に海へと姿を変えていきます。一区間でしたが素晴らしいものが見れました。
見どころとなる湿原の景色はどちらかというと左側(釧路行きの場合)に多く、厚岸の海も左側に見えるので、できれば釧路行きの場合は左側の席に座った方が満足行く時間を過ごせると思います。
ボーナスタイムを終え、厚岸駅に到着。
厚岸は岬や牡蠣が有名なので、(始発の根室と釧路を除き)花咲線では最大の観光地。道の駅の袋を携えた多くの観光客が乗り込んできました。
別寒辺牛湿原もゆっくり見たいですし、厚岸はいつかちゃんと観光したいですね。
その時は今回振られたユースに泊まってたらふく海鮮を頂きましょう。
厚岸以降はスピードを上げ釧路を目指します。
メインの湿原は終わったものの、ヤチボウズが延々と続いておりなかなかに面白い。
あと5分に一回くらいのペースで、エゾシカが電車を止めます。ここでは彼らが主役なのです。
こうして夕方前、旅の最終目的地・釧路に到着しました!釧路には4泊する予定です。
どこか夕張市役所を思い出す釧路駅。
それにしても、釧路は都会ですね!
中標津→根室→浜中町と来たので余計に都会っぷりが際立っていると思います。
チェーンのビジネスホテルもたくさんです。
駅から15分くらい歩き、4泊お世話になるゲストハウスのプルーフポイントに到着しました。
ホームページでは交流や団らんを推していますが・・・オーナーが長く不在だからか、身内だけではしゃぐグループ客がいるからか、霧多布里やネムロマンのようなアットホーム感はないかも・・・
とは言え悪いことばかりではなく、ここで数日前に生き別れになったカバンと再会しました!
着払いで送ってくれた中標津のUshiyadoさん、着払いを立て替えてくれたプルーフポイントさん、本当にありがとうございます!!!
コモンスペースで休んでいると、ネムロマンでお話したKさんがチェックインしてきました。
少々の雑談の後、一緒に散歩に行くことに。
またKさんはご友人と別行動中で、今日釧路で合流するとのことですので、お言葉に甘えて夕飯もご一緒させて頂きます。
神奈川では非リア充の僕も、旅先では女性と夕焼けに照らされた海辺を散歩できるのです。
It's a traveling magic.
願わくばそろそろ人生の伴侶と出逢いたい。
なお、筆者が推しているモデルの小坂田純奈、愛称じゅなたは釧路が地元みたいです。
ショートカットのボーイッシュな感じが最高に魅力的なのですよ。
お散歩後、ご友人のMさんと合流して炉端焼きの店で夕食。ザンギ旨いです。
色々旅のお話ができ、楽しい夕食となりました。
ありがとうございます。
やや食べ足りないので、セコマでおにぎりを買って食べ、12時前くらいに就寝。
海外のパッカー宿では死ぬほどミックスドミに泊まったのに、日本の、しかもこんなお洒落なゲストハウスだと少々気を遣いますね。
上に書いたように釧路には4泊します。
正直、霧多布での冒険でだいぶ燃え尽きている感はあるのですが、道東屈指の観光地ですし、せっかくなので明日から色々と楽しみます!
つづく