標記の件、浜中町でお世話になった美食の旅人宿・霧多布里をご紹介します。
とほ宿という言葉がまだ存在しない頃から北の大地に君臨していたレジェンドホステルです。
どうぞご覧ください。
○About
[住所]
北海道厚岸郡浜中町榊町488
[電話番号]
0153-64-2101
[受付]
チェックイン 15時〜21時
チェックアウト 〜9時
[宿泊費]
ドミトリー(素泊まり) 4500円〜
ドミトリー(2食付き) 7000円〜
個室(素泊まり) 5000円〜
個室(2食付き) 7500円〜
個室を一人利用は+500円
[Wi-Fi]
写真のアップなどは少し辛い
[駐車場]
お宿の庭にあり
[メモ]
スマホからだと料金表が見にくいのを泊まりに来てた甥っ子さんが危惧していたが、さっきホームページ見たら整頓されてた。お疲れ様です。
○アクセス
・JR茶内駅から浜中町営バス「霧多布湿原線」に乗車後、バス停「新川十字路」下車
・浜中駅から徒歩80分(7km)
新川十字路や浜中駅(土日祝)までの送迎があるので事前に相談のこと。宿主のご予定によっては送迎不可の場合もあるが、それは仕方ない。
土日祝の場合、バスはデマンド式になる。
前日16時までに予約。詳しくはこちらをどうぞ。
霧多布湿原センターでチャリを借りて移動するのも良いだろう。料金は一日1000円。
写真一枚目の一本道を漕ぎ進んで行くと写真二枚目のT字路に突き当たるので左折。
しばらく霧多布の町を走ると新川十字路に至るので左折。なお、霧多布岬に行くならここを直進。
左折後も一本道が続く。宿までは数キロ。
霧多布はその名の通り霧の町。
アングルは違うものの、晴れの時と霧が出ている時でこんなに景色が変わるので頭がバグる。
濃霧の中、宿まで目立った目印もないのは不安だった。
そういう時は鹿の群れを見て癒やされて欲しい。
バンビは尻尾が白くてフサフサで可愛い。
※車の人はガチで注意してください。
○主な観光地へのチャリでの所要時間
・霧多布湿原センター 30分
・霧多布岬 35分
・霧多布温泉ゆうゆ 25分
※実際は坂道だったり、良い景色が多くて写真撮りたくなるので、この2〜3倍見ておくと良い。
○寝室
この日は9日間の旅の中日で、心を整えたかったので僕にしては珍しく個室にした。
オシャレ感は皆無だけど、民宿に慣れてる人なら問題なく快適に過ごせるだろう。
お陰様でぐっすり眠れた。
ちょうどドアが開いてて他のお客さんも捌けた後だったので、ドミの写真も撮ってみた。
僕の幅じゃ結構厳しそうなので個室で正解。
ちなみに女子ドミもあるそうなので、旅人宿のノリや民宿が大丈夫な方は是非!是非!
○設備
水回りや食堂は一階。
僕は霧多布岬近くの温泉で済ませて来たので、シャワー室がどんな感じかは分からず。
トイレは少し独特の匂いがするがきれいに掃除されているし、個室はなんとウォシュレット付き。
民宿に慣れてる人は全く気にならないだろう。
リビング兼食堂。
食事後はここでこのまま団らんタイムとなるが、しっぽりと語り合う感じなので旅人宿のノリが合わない人も気にしなくて大丈夫。
旅人宿に興味ない人がわざわざここに泊まることはないと思うが・・・
団らんの様子。
10年来の常連さんや、30年前に泊まったお父様に勧められて来た方など、脳の処理が追いつかないほどに色々なエピソードが飛び出してくる。
宿主も個性的で話が上手いのでお楽しみに。
○食事
霧多布里の魅力は何と言っても、浜中町や霧多布の新鮮な食材を使った豪勢な料理。
かつては宿主自ら握り寿司を振る舞っていたというが、それほど食には拘っている。
宿主家族含めてみんなで食べるので楽しい。
大皿から取り分ける刺し身は、マツカワ(カレイの仲間)やシイラが並ぶ充実っぷり。
自家製のスモークサーモンも恐ろしく旨い。
貝の刺身に
ムニエル、宿主が採取したギョウジャニンニク
霧多布産の昆布と宿主が育てた豚の煮物
そしてホッキの炊き込みご飯!
過酷なチャリでの観光で消耗していたので、図々しく3杯も頂いてしまった。
酒も注文できるし、ここで素泊まりは莫大な損失となるので必ず食事は付けて欲しい。
朝は魚にもやし、味噌汁にスクランブルエッグとシンプルだがめちゃくちゃ美味しい。
特にスクランブルエッグには地元産のバターが使われていて爽やかで最高だった。
○周辺環境
宿の周りは本当に何もない。
夜は遠くに微かに漁船の明かりが見える程度。
霧多布の町まで行けばホットシェフ対応のセイコーマートがある。移動中に買い物は済ませるのが吉。
○まとめ
とにかく食事が美味しい。
これで個室8000円ははっきり言って安すぎる。
建物は清潔だが年季入ってて、万人におすすめできる宿では正直ないが、みんなで食べるご飯と団らんの時間はとてもあったかい。
民宿に慣れてる人・旅を愛する人・北海道を愛する人にはぜひ泊まってみて欲しい。
また帰りたい宿ができた。
霧多布での宿探しの参考になれば幸いです。
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