広大なサロベツ原野と温泉が有名な道北の豊富(とよとみ)。観光客のみならず、稚内までの道中にライダーが立ち寄る場所でもあります。
今回は、そんな豊富屈指の観光名所であるサロベツ湿原センター、そして古くからライダー・バックパッカーを支えてきた旅人宿"あしたの城"への移動情報をご紹介します。どうぞご覧ください。
○交通手段について
かつては豊富駅からサロベツ湿原センターを通り、海沿いの集落である稚咲内(わかさかない)まで行くバスがあったものの、2021年の7月で廃線に。
そこで救済策として登場したのがハイヤー。
同区間をバスと同料金で移動することができる。
○予約
当ブログはバックパッカーをターゲットに運営しているので、今回は湿原センター観光後、あしたの城に宿泊する前提で書いていきたい。
※高級志向の方は豊富温泉へどうぞ
とりあえず、あしたの城のHPに書かれている内容に沿って予約していく。
唯一の公共交通がこのハイヤーとなるので、宿の予約が成立したら速攻で車を手配しよう。
↑3日後の予約をして五稜郭観光そっちのけで予約に追われた人
サロベツ交通(0162-82-2035)に電話して、日にちと乗降車の場所を伝える。
行きだけでなく帰りの予約も忘れずに。
宗谷本線は本数が少ないので、特に帰りは電車の時間から逆算して移動すると良いだろう。
○いざ乗車
まずは駅から5分のところにあるセコマ(ホットシェフ対応店)で夕食と非常食を買おう。
あしたの城は牛乳鍋の夕食が名物だが、今はコロナでお休み中。少しずつ再開するとはHPに書いてあったものの、再開までは必ず食料を仕入れておくこと。駅から宿までの道中に店は一切ない。
※朝食はメガトンサイズのおにぎりを注文できるので欲しい場合は予約時にその旨お伝えください。
待ち合わせ時間までに買い物を済ませたらいよいよ乗車。今回は豊富駅のロータリーからスタート。
こういう経験は初めてだったので、本当に車が来るか少し不安だった・・・
フレンドリーな運転手さんと会話しながら一路サロベツ湿原センターへ向かう。
肝心の料金だが、豊富駅〜あしたの城(稚咲内エリア)が650円。駅〜湿原センターが390円、湿原センター〜あしたの城が260円となる。
分割して乗っても通しで乗っても値段は同じ。
またあくまでバスの代わりという立て付けなので、一人で乗ろうが四人で乗ろうが、一人あたりの支払いは上記の値段になることに注意。
まずは湿原センターを観光。
下車時に運転手さんから名簿を渡されるので、そこに氏名と住所、行き先などを書く。
利用者の支払いとメーター上の運賃には乖離がある訳で、差分を埋めるための助成金を受け取るエビデンスとするものと推定。
2時間後にまた迎えに来てもらうよう打ち合わせたが、その間の待機料金などは発生しないのでご安心を。
心おきなく雄大な湿原を散策して欲しい。
約束の時間に再び迎えに来てもらって宿へ。
湿原センターにはカフェが併設されているので、散策が終わり手持ち無沙汰になっても時間を潰せる。
なお、僕の場合だが帰りは湿原センターまで迎えに来てもらうこととし、宿から湿原センターまでは観光を兼ねて歩くことにした。
ゆっくり景色を堪能して写真撮りながら歩いて1時間半くらい。グーグルマップの時間はあてにしちゃダメ。
ハイヤーを紹介する記事で言うのもなんだが、素晴らしく北海道を感じられる景色を拝めるので、時間と体力に余裕があればお試しあれ。
○まとめ
この手のカテゴリーを書くのは初めてなので、ついつい冗長になってしまった。申し訳ございません。
本音を言うとこのエリアは車かバイクで移動した方が圧倒的に楽なのだろうが、公共交通派の人もどうか躊躇せず、湿原とあしたの城を楽しんで欲しい。
豊富での移動の参考になれば幸いです。
以上、高評価、記事のシェア、過去記事の閲覧のほど宜しくお願い致します。
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↓宿のホームページ。とほ宿は普通のゲストハウス以上にカルチャーが独特なので、予約前に熟読をおすすめします。