民宿の大吉に行ってきた。一昨年に大学の友人らで行って以来である。
今回は、大吉に通って40年以上になる父と一緒。父と二人で旅行するのは小学生ぶりかな?
なお、宿泊記については以前書いたのでそちらをご覧頂きたい。検索エンジンに乗せるため、また宿の宣伝のために改めて宿泊記を書いてもいいのだが、いたずらに記事を増やすのはあまり好きではないので・・・
また、この日は岐阜の中津川駅から長野まで歩くというちょっと冒険をしたので、そのお散歩の様子は気が向いたら書くこととします。
大吉があるのは長野県、木曽郡の妻籠宿。
馬籠宿などと同じく中山道の宿場町である。
なんでも、日本で初めて歴史ある町並みを保存しようと動いた宿場町なんだとか。
そこまで広くはないものの、こういう日本の古い町は歩いていて楽しい。白川郷みたいな。
観光地ではあるけど、宿をやっている人は普段からそこに住んでいるので生活感もあるのです。
投宿後、インスタントコーヒーで一服。
父曰く、大女将は「俺の一番付き合いが長い女性だ!」とのことです。へー。
その後、父の40年来のお友だち(もちろんこの宿で知り合った)も投宿し、車に乗っけて頂き温泉へ。
経営は大江戸温泉だけど以前は別の温泉ホテルだったので、大江戸温泉のようなテーマパーク感はありません。
トロトロのお湯がとても気持ち良かった。
朝6時から14キロ近く歩かされたので尚更。
宿に戻ってから頂いた焼き干し芋。
サクサクしててまるでパイのよう。
普通の干し芋の何十倍も旨い!
さてさて、お待ちかね夕食の時間です。
長野は海なし県。
全てを山の幸につぎ込んだ品々は、2年ぶりに食べるけどやっぱり圧巻である。
陶板の中身はマヨキノコ。
こんなの酒に合うに決まってる。
天麩羅もキノコもポン酒のベストパートナー。
余談ながら、両親の馴れ初めはこの宿。僕にも両親のDNAが刻まれていると信じている。
今回の馬刺しはルイベ風だった。
シャリシャリで旨い。
しばらく置いておいたら通常の馬刺しになり、今度はとろける食感で2度美味しいぞ。
魚は甘露煮で。
柔らかくてご飯(五穀米)が進む。
頭から尻尾までガブッといこう←チキって丸かじりできず大女将に躾けられた人
五穀米にはほんのり塩気が。
健康食品につき、たくさん食べても罪悪感が少ないのもexcellentです。
前回来た時にはなかった蕎麦がき。
甘じょっぱいタレに絡めると最高です。
父曰く「これは大女将の得意料理なんだ!」とのことですが、今日作ったのは若旦那(息子さん)だそうで。
突如現れた新メニューの馬肉の肉寿司。
ウォロ→ギラティナ→オリジンギラティナのような絶望的なインパクトにやられてしまったよ。
馬肉は炙ってあり、馬刺しとは違う美味しさ。
また桜ユッケの軍艦は至福の一言です。
最後は割烹旅館で出てきそうな洒落たデザートを。
いやー、ご馳走様でした。
その後、広々とした杉風呂に入り
夜食にと持たせてくれたメガトンおにぎりを頬張る。
事務的な話になりますが、山の幸につき季節によって料理の多少の違いはあり得ます。
ブログの写真を見てどうしても食べたい!となった料理があれば、予約時に電話で聞くのがいいでしょう。
では、おやすみなさい・・・
素敵な一日の始まりは健康的な朝食から。
焼き魚、海苔、生卵、漬物に味噌汁!
トラディショナルでド定番の朝食、旨いに決まってる。
この味噌が堪らんのです。
朝からご飯3杯、いってしまいました。
美味しい食事、大好きな日本の田舎景色、談笑と楽しい時間を過ごすことができた。
長野が魅力的なのはオセアニアじゃ常識なのだが、他の宿場町や棚田のゲストハウスなど、行ってみたい場所はまだまだある。
有給や三連休を駆使し、大吉に一回、他の場所に一回で年内に最低二回は長野を旅しようと思う。
ステマなしに、大吉は格安でボリュームある美味しい料理が食べられ、山の中とは思えないほど部屋も清潔。
ぜひ泊まってみて欲しい。