[Day36]
イスタンブールには有名なモスクなど多くの観光名所がありますが、あくまで生活空間としての街を失わずに、相乗効果で発展していった印象を受けます。
この点、ヴィクトリアの滝観光ありきで発展し、もはや町の名前まで滝となったヴィクトリア・フォールズとは異なる存在ですね。
イスタンブールが誇る観光名所である上弦の参、スルタンアフメット・モスクに来ました。
日本人的にはブルーモスクの方が聞き馴染みがあるかもしれません。
イスタンブールはネコがとても多い。
これは全部あなたが産んだのですか??
ちなみにモスクの入場料は無料です。
内部はシーラーズのシャー・チェラーグ廟のような華美さはないものの、ただただ清廉といった感じ。
今回はイランでモスクを見学し、コーカサスで教会巡りをした上で再びモスクを見ているので、新鮮さを二重に味わうことができます。
そしてかなり広い!
信者もたくさんいますが、広いがゆえにあまりモスクにいる感じがせず、どこか公民館のような感覚です。
現に地元の方の寄り合い所のようになっているので、公民館という表現も間違ってないかなと思います。
ステンドグラスも美しい。
楽しい見学となりました。
「世界一美しいモスク」の称号も納得です。
こちらはアヤソフィア博物館。
こちらこそまさに世界で類を見ない特異な存在です。
明日じっくり見学しましょう。
続いてこちらも有名なグランドバザールに来ました。
観光客向けの装飾品やナッツなどが所狭しと並んでいます。客引きもフレンドリー。
歩いていてあまり楽しくなる市場ではないですが、お土産を買うにはいいかもしれませんね。
ブルーモスクに似ていますが、ガイドブックにも載っていないようなモスクです。
それでこの大きさは流石。
中のデザインもとても美しいです。
イスタンブールの層の厚さには感嘆します。
ご存知のように僕は大学で剣道をしてました。
そして、2つ下の代で留学に来て剣道部に入ってくれた後輩二人が卒業後はイスタンブールにいて、今回トルコを通るとFacebookに投稿したら会いたいとわざわざ連絡をくれたのです。
本日は男の後輩、サーリッヒと会います。
教会に案内され、サーリッヒから色々興味深い話を聞くことができました。
トルコはムスリムの中でもかなり戒律がゆるいこと、若者の中には礼拝をしない人も増えていること。
ムスリムが一日に五回の礼拝をすることは学校でも習う半ば常識ですが、一口にイスラームと言っても国によってだいぶ違うのですね。
まぁ、現地の慣習は尊重しますが、旅人的には酒を飲めるに越したことはありません。
トルコはアルコールOKなので嬉しいです。
新市街のレストランで夕食にします。
貝のフライ。
ケバブ。
美味しいですが、サーリッヒがいない隙に会計しようとしたら店員が「お釣りはくれるんだよね?ニヤニヤ」と調子乗ったことをほざき始めて一気に萎えました。
この旅行者を食い物にしてる連中特有のニヤニヤはガチで殺したくなります・・・
実はサーリッヒは明日から上海に留学。
慌ただしい飯となりましたが、それでも時間を作って会おうと言ってくれたことには感謝しかありません。
そして結婚おめでとう!
友人との別れはいつも切ないもの。
しんみりしながら宿に戻ります。
世界随一の観光地ゆえに旅行者の敵もそれなりにいますが、それでもイスタンブールの第一印象は良いです。