【宿泊記】築300年の古民家でイノシシ鍋を喰う/すぎの子(武州中川)

我らが埼玉随一の観光地・秩父の民宿で素朴な田舎料理を食べてきました。

○About


[住所]
埼玉県秩父市荒川上田野1743-1

[電話番号]
0494-54-0963

[受付]
チェックイン  15時〜
チェックアウト 〜10時

21時くらいにはフロントのある家が棟が閉鎖されるので、それくらいがチェックインの上限だと思われる。

[宿泊費]
僕らは二食付きで7500円だった。格安!
この辺は時期やプランで変わると思われる。

例えば、多くの観光客が訪れる秩父夜祭の時は料金も高くなると予想。

[Wi-Fi]
二階ではほぼ繋がらない。一階のトイレやフロント近くでは繋がったがそこまで早くはない。

[メモ]
宿主催の昆虫採集教室などあるらしい

○アクセス

秩父本線 武州中川駅から徒歩10分

今回は車だったのと、朝散歩しつつ撮影しようと思うも寝坊したのたで駅の写真はなし・・・


 

なお駐車場は国道140号線上にある。

駅の方面から来た場合、宿の見え方としては上の写真のような感じ。大滝村方面からの場合は逆車線になるので、トラック等に注意して駐車のこと。


宿の門へは、大滝村方面に数歩歩いてから回り込む形。宿の看板の前で左折。

○室内

茅葺き屋根の特徴的な外観を反映したかのような室内。天井の梁までの距離が近く初見で戸惑うかも。

部屋に冷暖房はないので、スタッフの方に言うとヒーターを持ってきてくれる。


お見苦しい写真ですいません。

僕らが泊まった二階の部屋はこんな感じで、一枚目の間と二枚目の間がある。

一枚目の間に一人、二枚目に二人が寝る感じ。


布団類は廊下の棚に格納されている。
民宿なのでもちろんセルフスタイル。


なお廊下とは襖で仕切られているが、上の方は筒抜け。
ゆえに隣の部屋の物音など普通に聞こえるし、防犯など気になる方は気になるかも。

一階の部屋は不明。

○館内

棟、という表現が合ってるかは分からないが、フロントのある建物と客室のある建物に別れている。

写真はフロント。時刻表やバスのスケジュール、観光パンフレットなども置いている。


このように廊下を渡って行き来する形。
外を通りますが屋根はあるのでご安心を。


フロントの玄関からだけでなく、廊下の横のここからも館内に入れる。

夜や早朝に外出したい場合は、予め靴をフロントから部屋か土間かに移しておくこと。
まぁ周りに何もないけど


一階の客室は縁側に面していて写真の襖を開けて入ると風呂やトイレ、囲炉裏がある。
二階の客室へはトイレ近くの階段から登る形。二階には風呂とトイレはない。

○設備

トイレは4箇所、ウッディで清潔感あり。

手前のトイレはウォシュレット付きだった。


風呂は2箇所で、予約などせず空いてる時を狙って中から鍵をかける式。

フロントのある棟は21時に施錠されるので、そちらの風呂も当然21時まで。

客室側の風呂は確か23時までOKで朝風呂も可能。


温泉ではないですが立派なヒノキ風呂。
二人まで同時に入れる広さはある。

熱ければ加水してもOK。後の人のことを考え入浴後のお湯足しはお忘れなく。


脱衣所も清潔。
バスタオルはこちらにある。


トイレの横には囲炉裏の部屋がある。

恐らくコロナがなければここで食事したり、オーナーと語らったりできたのだろう。

オーナーは「緊急事態宣言が解除されたから開放してるけど、みんなコロナ怖いのか使ってない」と仰ってましたので、たぶん言えば使わせてくれるのかな?

○食事

民宿の楽しみと言えば飯です!

夕食は基本17時半〜、僕らは18時からとお願いしたが、結局配膳は18時半だった。


素朴な田舎料理の数々。

川魚の甘露煮、鳥の照り焼き巻、希少なキノコ・岩茸の天麩羅・・・と健康的な食事が楽しめる。


秋のメインはイノシシ鍋

味噌が効いており、イノシシにありがちな臭みは全くない。良い意味で普通の豚バラ肉みたい。

さらにご飯とシメの蕎麦(なぜか写真消えた)もありボリューム満点だが、少し残念だったのは米や天麩羅が冷めていたこと。

まぁ飯の時間がズレたからなのだろうが、イノシシ鍋が旨いだけに他も熱々を頂きたいところ。
 

朝食は7時半からでシンプルな内容。


実は小学生の時ここに泊まったことがあって、その時は夜のメインが豚肉の味噌漬けだったので、夕食・朝食ともに季節により変化があると思われる。

○周辺環境

大滝村方面へ行くと道の駅を除きほぼ施設はない。大滝村を観光したり山梨に抜けたりする場合は、こちらに向かうことになるだろう。


駅を通り過ぎ、秩父市街地の方に歩いていくとローソンがあるので最悪なんとかなる。
宿からは徒歩15分ほど。

他には・・・飯屋が数軒あるくらい。

特に大滝村方面は、オーナー曰く「鹿に狐に狸、ハクビシンがウジャウジャ出る」とのことなので、せっかく秩父に来たのだから自然を楽しもう。

○まとめ

このブログにもよく登場する古民家リノベ系のカフェやゲストハウスを想像してはいけない

ただ二食で7500円という抜群のコスパ、珍しく美味しい田舎料理と魅力も多々ある。


また建物の外観や土間など見ると少し身構えてしまうが、部屋や水回りは非常に清潔。
(夏場の虫については頑張れとしか言えない。ちなみに玄関脇に殺虫剤はあった)


ホームページに宿の特徴は書いてあるし、自分には無理だと思ったら課金して温泉旅館に泊まった方が旅行を楽しめるんじゃないかと。
※旅館が民宿の上位互換と言う訳ではない


・民宿や安宿に泊まり慣れてる人
・古民家や田舎料理を堪能したい人

には強くオススメします。


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