【旅行記】卒業旅行29 さらばジョージア!さらばコーカサス!国境の街・バトゥミへ

[Day29]

二日酔いの朝に温かいチャーイとは何て粋な計らい!

ではなくこれは蒸溜酒のチャチャ
ブドウの絞りカスで作る、ワインとの関わりが深いジョージアらしい酒です。

うーん、ワインなら朝からイケますが、これはちょっと・・・いやだいぶキツい・・・



ゴリスのAregak B&Bで食べた春巻きのような料理やパンなど、朝食からボリューム満点です。
今日は移動日なのでしっかり食べましょう。



そして餃子スープ!
デザートはヨーグルトドリンク!

二日酔いを考えた献立に笑みが溢れます。



孫娘。将来が楽しみです。

さて、午後一でバトゥミに移動しますが、それまでクタイシ観光するか迷いどころ。
別に後発便でも良いのですが、ビビリな僕は日が暮れる前に新しい街に到着したいのです。

うじうじ迷っている僕に岐阜の社長さんは「もし間に合わなかったら連泊すればいいじゃん!」と僕が頑張って気付かぬフリをしていた選択肢をつきつけます。

いや、僕としてもあと1週間、いや残りの旅程を全てここで消化しても良いんですがね・・・
トルコに後輩が待ってるんだ・・・いやあと二日くらいはここにいて最悪飛行機でイスタンブールに飛べばあるいは・・・しかしそれでは陸路移動の目標が・・・



悩んでいても仕方ないので、ひとまずスリコとメディコに別れを告げ、社長さんと観光に行くことにしました。

運が良ければ・・・間違えた目当てのバスを逃したらまた戻ってこれることでしょう。



30分ほどマルシュに乗り、ゲラティ修道院にやって来ました。フレスコ画の保存状態が良いみたいなのでなかなか楽しみです。

なおクタイシの他の有名所としはバグラティ大聖堂がありますが、こちらは保存状態などに問題があり、世界遺産登録を抹消されたという曰く付きの教会です。




写真がブレブレなのであれですが、びっしりと描かれたフレスコ画は見事の一言。

何となくシオニなどで見たフレスコ画より色使いが暗めかつのっぺりしている印象を受けましたが、流派や画法に違いがあるんですかね?



到着から20〜30分後にクタイシ市内に戻るマルシュが出ます。

ゲラティ修道院は結構な山道に経っているので、フレスコ画だけでなく景色など見ていたらあっという間です。



往路時に往復の運賃を払ったのに帰りも請求されるというプチトラブルはあったものの、不本意ながら無事に時間に余裕をもってクタイシ市内に帰還しました。

はい、移動します。
こんなにも宿を離れるのが寂しいのは初めてだ。



さてさて例によって写真はないのですが、一路バトゥミに向かって出発進行。
クタイシから見るとバトゥミはうんと西になります。



途中、郊外の売店的な所で休憩。
卵は乗っていませんがこれも立派なハチャブリです。

チーズの匂いに釣られた犬が店の入口を取り囲み、なかなかマルシュに戻れなかったのは内緒。




目元が憧れの剣道部OGのS先輩に似てるなと思いました。
先輩の方が100倍可愛いですが。

九州の女性はほんと可愛い。


トルコの観光地を一つ二つスキップしてでもメディコスリコに連泊すれば良かったな・・・とナイーブになっていましたが、バトゥミに近付き黒海が目に入ると一気にテンションが上がりました!

ドバイで海を見て、そこからイラン→アルメニア→ジョージアと延々と陸路を移動してきて・・・
この旅も中盤に差し掛かったんだな、と思うとニヤニヤが止まりませんでした。




さて、バトゥミで行動できるのは半日もないので、宿に荷物を置いてさっさと散策してしまいます。




バトゥミはジョージア屈指の港町。
貿易の中心地となるだけでなく、ここから黒海を渡ってウクライナに行ったり、30分もマルシュに乗ればトルコに抜けられたりと旅行者的にも重要な場所と言えます。



黒海は陸に囲まれていますが、「海のように広大な湖」ではなくれっきとした海。地中海にも繋がっています。

なんならこれから向かうイスタンブールや、さらにブルガリアにも面しているなかなか立派な海なのです。





そういえば一緒にムツヘタ観光したSさんもウクライナに行くと言ってましたが、ルート的にバトゥミから黒海経由ではなく、飛行機で直接inするのでしょう。

ウクライナは超興味あるので早くコロナが終息して欲しいです。かなり僕好みの国なはず。



バトゥミはカジノの町としても知られています。小生、ギャンブルは麻雀だけゆえ関係ないですが。



・・・麻雀でも賭けませんからね!?





どことなくマカオなどに雰囲気が似ているなーと思ったのは、カジノがあるからなんですね。

まぁ、こちらにはロマが彷徨いてるのでマカオと同じ!とはいきませんが・・・



昨日の飲み会で体力を使い果たしたので、ぼちぼち観光は終わらせましょう。



地元民で賑わう食堂!を探したのですが見つからず、シーサイドの観光レストラン的な場所で食べることに。

値段が高いとかは別にいいのですが、屋外で寒いかつ客が少ないかつ野犬が彷徨いているで、シーサイドとは思えないほど活気がございません。



地味にジョージアでは初めてのヒンカリに、ジョージア風邪ジャーマンポテトのオジャクリ

最後に食べたかったものを食べられて満足ですが、パクチー多かったのは辛かったです・・・

留学中にお世話になった先生曰く、パクチーが好き嫌いはパクチーのDNAとの相性次第なので、頑張って食べてるうちに克服できる類のものではないのだとか。




今日の宿はドミ500円と破壊的な安さ。
屋根裏に二段ベッドがぎっしり並んでいるなかなかインパクトの強い部屋ですが、そういうのは好きです。

またここでメディコスリコでも同じだった阪大生2人組と再会しましたが、波長が合わず会話は控えめでした。

彼らも明日トルコ入りするみたいですが、まぁ一緒に国境越えようぜ!とはなりません。
必ずしも会う人会う人と行動を共にする訳ではない。これが一人旅だと思います。



トルコはこの卒業旅行で巡る中でも最大の観光大国。
果たしてどんな冒険が待っているのか。
乞うご期待。


Best regards,
ベアー大熊