[Day28]
本日はトビリシを離れ、ジョージア第二の都市であるクタイシに移動します。
トビリシで泊まったゲストハウスには三者三様の魅力がありましたが、こと立地に関してはバックパッカーズホステルが頭一つ抜けていましたね。リバティ・スクエアに近いのは色々便利すぎる。
お世話になりました!
移動前に、昨日シュクメルリを頂いたレストランで朝メシを食べましょう。
宿からは徒歩5分くらいです。
普通に洒落た店内。
ジョージアっぽいパンと、西洋風のおかず達。
味はなかなか。何より雰囲気が良いですね。
2日前にSさんとムツヘタに行った時と同じく、地下鉄Didube駅近くのバスターミナルでトビリシ行きのマルシュを探します。
その時の記事では「タイプのSさんとのお喋りに夢中で移動中の写真がない」と書きましたが、1人の今回も写真はこれだけでございます。
クタイシがあるのはトビリシの北西。
少し移動すると一気に雪景色に包まれました。
首都から第2の都市への移動なので変な場所に行きようがないのですが、それでもビビリな僕はちゃんと目的地に着くか不安です。
励ましてくれた隣の席のおっちゃん、ありがとうございました。
途中1回の休憩を挟み、昼過ぎにクタイシに到着。
ブログ的には、例えブレブレになっても道中の写真をたくさん撮るべきだと痛感しますね。
翌日にはトルコに近いバトゥミに移動します。
トビリシ→クタイシ→バトゥミはクタイシを頂点に三角形を描いているので、ややルーティングには無駄が出てしまいましたね。
ところで、クタイシのマックはバックパッカー的にはとても有名な場所。
なぜならバスターミナルの横にあるため、ブログを読むと都市間移動やクタイシ内の移動の際に頻繁にこのマックが登場するからです。
僕も偉大なる先輩方の足跡を踏みしめるため、このマックで昼飯を食べることにしました。
さて、観光名所が多くはないクタイシになぜ遠回りしてまで来たかというと、古くからバックパッカーを支えてきたレジェンド・ゲストハウスがあるから。
マックからはバスで少し移動し、迷いに迷って宿に到着。雨でびしょ濡れですし、宿泊代払ってさっさと昼寝でもしましょ
ん?
金より先に飲めよ!と言っていると思われる、
スリコとメディコの家のオーナー・スリコ。
まだ夕食の時間にもなっていませんが、誘われたからには杯を交わしましょう。
ジョージアワイン飲み放題という前情報に釣られてここに来た訳ですしね。
伝統の二刀流を見せてくれるスリコ。
これまで色々なブログで見てきた人が、目の前でブログで見たのと同じことをしているのは何だか不思議です。
よく分からない草のペーストをパンに塗ったものをつまみに、絶え間なくワインを飲んでいきます。
何しろ誇張抜きでガチの飲み放題ですからね。
遠慮する必要はありません。
手前の焼酎は、僕がチェックインした時には既にできあがっていた岐阜の社長さんからの差し入れです。
何度も言っているようにまだ夕方ですが、スリコが飲もうと言っているのだからそれで良かろうなのです。
30分のインターバルを挟み、他の宿泊客(阪大生2人+近所の宿に泊まってる台湾人)も交えて夕食。
夕食は1000円くらいの課金ですが、当たり前のようにワインの飲み放題付き、かつジョージアの家庭料理を腹いっぱい喰えるので実質タダですね。
宿泊客みんなで、スリコ直伝のステッキ飲みに挑戦することにしました。
元々ゲストハウスでも何でもなかった頃、当然インターネットなど発達していなかった時代に、クタイシの町中で行き倒れになっていた旅人を泊めてあげたのがスリコとメディコの家の始まり。
以来、口コミでその噂が広がり続け、日本人を中心に世界中の旅人が集うゲストハウスへと成長しました。
うーん、肝心の料理の写真がないですね。
奥さんのメディコが作った家庭料理の数々をお見せしたかったです。
ぶっちゃけ、ワインを飲み過ぎたせいで何を食べたか記憶が曖昧なのですが、豚の皮の炒め物とかすごく旨かったことは覚えています。
スリコは昔から酒好きの好々爺だったみたいですが
宿泊客を楽しませるために
いくつもの技を習得しました。
ちなみにジョージア大好き三矢さんは、スリコの技のうちいくつかを体得されたんだとか。
もうこんな歳ですが、スリコは今でも奥さんのメディコが大好き(メディコは写真掲載NGです)
僕もこんな風に死ぬまで連れ添える、気の強い奥さんとめぐり逢いたいものです。料理上手で和風な顔立ちだと尚良。
僕も27歳、「昔から好きな人と結婚する」なんていい加減諦めて真面目に婚活をしなければいけません。
一番可能性あるのはゲストハウスのコモンスペースかな?
スリコは酔っ払うとメディコ、アイ・ラブ・ユー!を連発します。ほっぺにキスもします。
今でこそこんなお爺ちゃんですが、若かりし頃の写真を見るとそこに写っていたのは気品あるイケメン。
シェイクスピア俳優と言われても信じちゃうレベルです。
こうして6時間に渡る蛮族の饗宴が終了。
忘れてはいけないのは、ここが宿だと言うこと。
どれだけ酔っ払っても、隣の部屋のベッドに雪崩れ込めるのは・・・神です。
Best regards,
ベアー大熊