部活に捧げた在りし日の情熱を、取り戻したい。
[Day11]
アミール・キャビールは朝メシ付き。フロント近くの食堂で頂きます。
質素ですが外出しないで喰えるのは有り難いですね。
・・・ただ、昨日の記事でも書いたように割とこの宿のスタッフは商業的というか、まぁまぁガメつい。
支払い済みのネスカフェの代金をまた請求されたり、クリーニングお願いしたらチップを強請られたり。
心なしかオーナーの顔もグリンゴッツのゴブリンに似ている気が・・・
金額自体は大したことないし払えばいいのかもしれませんが、このような形で金を出すのは金額関係なく気持ち良いものではありません。
エマーム広場はあらかた観光したので、今日は少し離れたマスジェデ・ジャーメに行こうと思います。
いくつか行き方がありますが、観光を兼ねてバザールを通って行きましょうか。
バーベリーや生姜、何かのチップなど植物系のプロダクトの数々。よく見たら英語も併記されていますね。
イランでの英語通用度は極めて低い上に、あまり観光客が来るバザールとは思いませんが。
色とりどりのキャンディーや菓子たち。
宿から30分ほど歩いてマスジェデ・ジャーメに到着。
この日はイスラムの休日である金曜日。そのせいか、入場料免除で無料で入場できました。
異教徒はNGなのかもしれませんが、まぁ咎められませんしとりあえず入場してみます。
サマルカンドにもいつか行ってみたいです。
イスラーム建築の青は本当に美しい。
いつものようにセルフィリクエストを頂戴したので記念撮影。アフガニスタンからの旅行者だったかな?
ちなみに毎回同じような服着てますが、長旅だから荷物を減らしているのです。
定期的にクリーニングを依頼したり、自分で洗濯しているので誤解なきよう。
再建や度重なる改築を経ているので、色々な時代の建築様式が同居していると歩き方先生が言っています。
筆者の知識がなく、解説できずごめんなさい。
まぁ、ただ眺めるだけでも強烈に異文化を感じられるのでね。ブログ的には落第ですが・・・
恐らく入場料免除は純粋な礼拝として解放しているのだと思います。
信者のガチ度が違う気がしました。
確かこの窪んでる所がメッカの方角を指し示していたと記憶しています。
間違っていたらコメント欄かTwitterのDMにてご指摘頂けましたら幸いです。
自分のペースでまったり見学できました。
バザールを冷やかしながら帰りましょう。
面白いなー。面白過ぎるよバザール。
中東旅行はバザールやモスクに行かな始まりません。
エスファハーン名物が味わえる食堂があったので立ち寄ってみることにしました。
地元の人ですごい賑わい。
市場のローカル食堂は間違いありませんね。
こちらが名物のベルヤーニー。
羊肉の挽肉がスパイスやアーモンドと混ざってナーンに挟まっています。
味付けは旨いのですが、羊肉好きな筆者でも慄くほどの羊成分で・・・世界は広いですね・・・
エスファハーンにはジョルファー地区というアルメニア人居住区があり、イスラムの国では大変珍しいキリスト教会が点在します。
文化のマリアージュ大好きな僕としては大変興味深いスポットだったのですが・・・
ぶっちゃけますがこの時は割とイランに疲れていて動き回る気力がなかったのです。
理由としては
・英語ができないイラン人に片言の英語で絡まれ、返答しても英語が分からないから会話が成立しない
・万が一麻薬の運び屋にされたら死刑になるのが急に恐ろしくなった
・自分の近くにいるイラン人たちが「ヤポン」「ヤポニアン」と明らかに自分のことを言っているがペルシャ語わかんなくてストレス
などなど。
今となっては「当時の俺、アホ」なのですが、現地にずっといると疲れてくるのですよ・・・
と、言う訳で午後はあちこち歩き回らず、エマーム広場の近くに点在するサファヴィー朝時代の橋を見学することにしました。
言ってしまえばただの「歴史ある橋」なのですが、大勢のイラン人で賑わっています。
川辺では地元の方々がピクニックを楽しんでいます。
超平和的ですね。
イメージのせいで修羅の国のようなイメージを持たれがちなイランですが、実情はこんなもんです。
ケバブ旨そうですね。
ん?
近くにいたファミリーにお呼ばれされました。
見知らぬ外人を家族団欒に誘ってくれるなんて良い人過ぎるだろ・・・
多少の英語を話されるご家族だったので、世間話しながら料理も頂いてしまいました。
お陰様で元気になれました。本当にありがとうございます!!!
もっとも、「うちにおいでよ!」だったら少し躊躇してたかもしれません。
オープンな屋外で家族連れで・・・などが善人だと判断したポイントです。
イラン人に疲れた言っといて都合良過ぎる!と思われるかもしませんが、旅行者をカモにする輩も一定数いるのでそこは現地で判断するしかありません。
少なくとも僕は、観光地で日本語や流暢過ぎる英語で話しかけて来る輩は信じられませんね。
夜のエマーム広場をのんびり散歩。
ピクニックのご家族のお陰で心は晴れやかです。
多くのイラン人が夕涼みを楽しんでいます。
ふつくしい
子どもも遊んでおり平和そのもの。
昨日の昼と夜を頂いたレストラン再び。
エスファハーン最後の夜なのでノンアルビールも頂きました。イランではノンアルビールがかなりの人気でして、フルーティーな銘柄が多く揃っています。
ドミの暖房が強すぎる上にヒーターの操作が分からないので、他に客もいませんし部屋のドアを開け放して寝ることにします。
明日の夜行バスで次の目的地に向かいますが、この移動で僕はまたイランへの疑念を深めてしまうのだ・・・
Best regards,
ベアー大熊
※色々言ってるけど大部分のイラン人は本当に優しい。ただ優しさも時には辛くなるということを今後の記事で書くことになると思います。