清野菜名と結婚したい人生だった。
[Day8]
素敵な一日の始まりは朝メシから。
見た目タンパクなラインナップですが、甘いジャムと濃厚な豆スープのお陰で実に味わい深い飯となっているのです。
ちなみに豆腐のようなものはチーズ。
イランの朝食では親の顔より見ます。
色鮮やかな菓子がたくさん陳列されています。
イランに限らず酒を飲まないムスリムは甘い物を特に好んで食べる印象です。
トラックの荷台に家畜が積まれています。
人が乗っていたので写真は撮れませんでしたがトヨタ車もありましたし、雑貨屋ではカシオも売っています。
こちらは人がいなかったので撮影。
ここから、ドバイで購入した画質の良いSamsungのスマホを解禁します。
明らかに画質が向上したことが分かりますね。
アメリカと敵対して悪の枢軸国だなんだ言われることも多いイランですが、当たり前のように子どもが平和に遊び、心優しい人々の生活が営まれています。
本当に当たり前のことなのですが、やっぱり現地を旅しないと肌では感じられませんよね。
所詮は僕もメディアの奴隷です。
とは言えアフガンやイラク、パキスタンとの国境地帯は本当に洒落にならないので渡航は自粛します。
外務省の危険レベルも、あまり現地の事情を正確に反映してない場合とガチな場合がありますが、その場合は後者。
イラン→パキスタンの国境越え果たしたで!みたいなブログもたまに見かけますが正直あまり感心しません。
そこら辺の国境を平和に通過できるとグンと旅しやすくなるんですがね。
すごいディスプレイです。
水利施設をチラ見。
今日は晴れていますし、午後はしっかり観光します。
水利施設が見えるレストランで早めの昼食。
観光レストランだから少しお高めですがそれでも400円〜600円だから安いものです。
ちなみにイランの米はバターやオイルを投入して炊かれます。塩気があり、サラサラして旨いですが少し飽きてきましたね、、、
腹が落ち着いたところで、水利施設に突入しましょう。
入場料は約500円ですが、昨日の交渉の末に顔パスで入場できます。
うん、この立体感、そして秘密基地感は堪りませんね。
水は濁っていても水利施設という箱物単体だけでも十分に満足できます。
セルフィを求められたので快くOKしましたが、なんで写真取る時に真顔になるんだ・・・
いいですねーワクワクしますねー
中心部が工事で入れないため可食部は少ないのですが、少し歩いて角度が変わるだけで違った景色を堪能することができます。
シューシュタルが属するフーゼスタン州は夏ともなると50℃を叩き出すほどの土地。
水の確保は必要不可欠です。
そこで、イラン随一の大河であるカールーン川から水を引き、各所に水を流す必要がありました。
この水路網はカナートと呼ばれ、水利施設のみならずシューシュタルの町中全体に配置されています。
また水の力を利用して発電や製粉も行われてきました。
この水利施設ができたのは三世紀。そんな時代にこんな技術の賜物が造られたなんて信じられません。
頭を空っぽにしてこの巨大水利施設に見惚れるだけでも十二分に楽しめます。
シューシュタルはエスファハーンやシーラーズに比べるとマイナーな都市ですが、是非ともルートに組み込んで頂きたいですね。
少し休んでから夕方の散歩をしましょう。
コーヒースタンドの兄貴。
ちゃちいハーブを売りつけられそうになったので、もうこの店に行くのは止めておきます。
おっちゃん達が熱心にパンを焼いています。
見学してたら肉を挟んで焼き立てをくれた!!
ありがとう!!
でもレバー食えんくってごめんね・・・
パンは美味しく頂きました。
昨日は揉めましたがもちろん良い人の方が多いのです。
昨日バスターミナルへ行く時に気になっていたバザールを見学します。
まぁ歩き方にも記載がないようなバザールですし、そんな期待はできないんでしょうがね。
yeah!
yeah!!
どんな観光施設よりバザールが楽しい。
Q.E.D.証明完了。
ここシューシュタルはイラン南部の町。
もっと南下するとホルムズ海峡にぶち当たり、海を越えるとムサンダム半島(オマーン)やUAEが待っています。
土地柄、ホルムズ海峡に面したバンダルアッバースでは旨い海鮮が食べられるみたいですね。
実は当初の予定だとマングローブや奇石観光を楽しめるケシュム島からイランの旅を始めようと思ってました。
結局は飛行機や船の予約に手こずりシーラーズをスタート地点としましたが、是非とも船でイラン入りしてみたかったですね。ロマンあります。
完璧な構図だと自負している一枚。
・おっちゃんの顔
・ペルシャ文字
・中東のイメージを覆す色鮮やかなフルーツ
がポイントです。
バザールが楽しすぎて財布の紐が緩んだのか、宿の近くでアイスを買うことに。
甘くて美味しい。
水利施設は夜はライトアップされます。
夜は昨日の昼を食べたファストフード店で。
店内はかなり広いです。
地元の学生グループや家族連れを眺めながらの食事は心を豊かにしてくれます。カップルは帰れ。
なぜかイランの観光名所と食事についてまとめた小冊子を頂きました!ありがとうございます!!
充実の観光、優しいイラン人との交流と完全無欠な一日を過ごせました。
この幸せが続けば良いのですが、はてはて。
Best regards,
ベアー大熊