【旅行記】卒業旅行5 中東の3P! ペルセポリス歴史探訪

留学の授業で好きな異性のタイプを聞かれた、2016年夏。もちろん、一重です。

↓↓前回の旅行記


www.sekainoasameshi.com


[Day5]

三銃士、三羽烏、伝説の三忍・・・
三人トリオってカッコ良く見えるもの。
今日は中東が世界に誇る遺跡の一角、ペルセポリス遺跡に行く。


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宿のバイキング朝食達。

イランの飯はケバブばかりだろって舐めてましたごめんなさい。ゲストハウスの朝飯でこれほどのレベルとは・・・

特に美味しかったのがカレー風味のポテト。
味付けも良いけど芋そのものの味が濃い。

そして驚いたのがジャム!
僕はそんなジャムが好きではなかったのですが、イランのジャムはほんと美味しいです。
あれこれ食べてお腹いっぱい。


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さて、ペルセポリスですが宿でプライベートツアーを申し込みました。昼飯込みで約2000円です。

もちろん公共交通機関を駆使して自力で行った方が安いですが、情報収集(推しのブログを読む)によりこの移動がなかなか面倒なことが分かったので今回は楽しましょう。


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自力の場合はまずシーラーズ市内からミニバスに乗り、遺跡の8km手前のマルヴダシュトに行きます。
そこから先は公共交通はないのでタクシーなりヒッチなりで突破を試みるみたいですね。

うん、めんどいwww


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チケットオフィスはかなりきれいな建物で驚きました。まぁ国を代表する観光名所ですし、金をかけてるのでしょう。


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ペルセポリス/Persepolisは紀元前520年より建築が始まり、アレキサンダー大王に落とされるまで約200年に渡って栄えた巨大都市。

同じく中東の遺跡である
ヨルダンのペトラ/Petra
シリアのパルミラ/Palmyraと合わせて
「中東の3P」と呼ばれています。決して卑猥な意味ではありません。

旅好きとしては強く惹かれるカテゴリーですが、シリアがあんなことになりパルミラも破壊されたのが残念でなりませんね。




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さぁ、いよいよ見学スタートです!
古代ペルシアへの旅はクセルクセス門から始まります。

名前の由来はクセルクセス一世
世界史で誰もが聞いたことがあるであろう、ダレイオス一世の息子です。



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荒野に広がる古代遺跡。
やばいくらいペルシャしてます←リスニング力なくてガイドの説明が聞き取れてない



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クセルクセス門の名物たる人面有翼獣
中二病の心をくすぐるレベル☆5です。

なお、顔が破壊されているのは偶像崇拝禁止の影響なんだとか。


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イラン航空のロゴのモチーフらしいです。



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急にメタ的なことを書きますが、やはり現地でよく学ばなかった場所のブログを書くのは大変ですね。記憶辿りながら、ガイドブックやネットで調べながら・・・になるので。

反対に最近の記事だと岐阜のうかいミュージアムや稚内のサハリン資料館の記事は余裕で筆が進みましたし、次の旅からはもっと貪欲に学ぼうと思いました。



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ペルポリの最大の見所と言えば、他国からの使者を描いたレリーフでしょう。

今でこそアメリカと敵対するなどしているイランですが、はるか昔は世界に名を馳せる世界最強クラスの王朝でした。

世界史の授業でもかなり初期の頃にアケメネス朝ペルシアやササン朝ペルシアなど勉強しますよね。



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そのため当時のイランの元には、世界各国から使者が貢物を持って謁見に参上しました。


これはライオンなので恐らくアフリカからの貢物ですね。



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描かれているのは今で言う中東、中央アジア、アフリカ、インドなどその影響力は強大。

この記事を見るために地球の歩き方を見返していますが、バビロニアやアッシリアなど懐かしい名前の数々が並んでいました。




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ガイドが「この使者はどこから来たと思う?」などと質問してくれるので飽きずに見学できます。
ほんと、当たりのガイドさんでしたね。



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このガイドがかなり素晴らしいのは、一通りの説明をした後に自由行動の時間を設けてくれたこと。

やはりツアーだと自分のペースで見学できないという欠点はあるので、ツアー客のニーズが分かる訓練されたガイドだなー、と。



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筆者は古代遺跡の類にあまり興味ありません。



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それでも、これほどの規模の遺跡をじっくり見学できたのはとても良い経験になりました。

その歴史やバックグラウンドには興味なくても、鑑賞物としては見応え満点ですからね。
たぶん一生忘れません。



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せっかくなので次はもっと学びたいです。
きっとイランにはまた来ると思います。



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お次はペルポリから5kmほど離れた場所にある
ナグシェ・ロスタムへ。

アケメネス朝の王墓です。



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一重や奥二重の女性って最高に可愛いですよね。



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ハイ、昼飯に向かいます。



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恐らくペルポリ+周辺の遺跡ツアー御用達の食堂。

荒野の中の小さな町と言うか集落にあります。



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見てくれはあれですが、ポテトやナスのペースト料理がとても旨いのです。ライスと一緒にじゃばじゃば食べました。



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煮込みも旨い。



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食後はガイドさんが昼寝休憩を始めたので、僕も高く蒼きペルシアの風に吹かれながらのんびり過ごしました。





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コーラを買うために寄った売店のお姉さんがあまりに美人でビビり散らかしました。

僕は圧倒的に東洋顔が好きなのですが、ここまでエキゾチックだと逆に・・・

あと距離が近い!!!
僕に初めて彼女ができるのはこの旅から更に二年後なので、免疫のない男爵芋にこの密着感は刺激が強すぎます。




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食後はさらに移動し



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いくつかの遺跡を見学しましたが全く記憶にございませんです。

実はこの日は大学の部活の追いコンなのです。
部活中心の学生生活を送ってきたのに自分の追いコンに出れないのも僕らしいというか・・・

楽しかった思い出、離れがたい仲間、成し遂げられなかったこと、身分の違い、などを考えていたらナイーヴになってしまい遺跡見学どころではありませんでした。



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夕方くらいに宿に帰還。
素晴らしいガイドさんには友好の印として手拭いを差し上げました。お世話になりました。

正直、よほどの歴史好き遺跡好きでなければペルセポリスだけのツアーで良いと思います。

僕の場合は、あの素晴らしい家庭料理も食べられましたし、美人のお姉さんと密着できたので結果大満足です。



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宿で少し休憩後、夕飯がてらバザールに行きます。



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ぶっちゃけ遺跡の10000倍楽しいです。
あのお姉さんをつけることで辛うじて対等に戦えるというレベル。

バザールの写真は今後の記事にも再三出てくるので今回は説明など割愛しますが、どんな観光地よりもバザールを彷徨っている時が幸せでした。



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中庭的な場所もいい味出してるんですよね。



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こちらのレストランで夕飯を頂きます。
たぶん観光客向けのレストランです。



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とは言え外人旅行者的には驚くほど物価は安いので、豪華に二皿頼んじゃいましょう。

こちらはお馴染みチェロウ・キャバーブ。
焼きトマトを崩して一緒に食べるのがイラン流です。
地味にハーブなどで野菜を摂取できるのも魅力。



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そしてこちらが後輩に教えてもらった煮込み料理。

中の羊肉をぐちゃぐちゃにマッシュして食べます。
見た目はあれですが・・・美味しい!

小学生の時に札幌で食べたジンギスカンが鬼羊臭く、しばらく羊肉が駄目になりました。

その後、レベルの高いイタリアンや世界各国の屋台で旨い羊肉に出会い、今では大好きな食材です。
世界を旅するなら羊肉を食べられるとぐっと選択肢が広がると思います。



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長い一日でしたね。ブログも相当長いです。



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イランでは基本的に国際クレジットカードは使えませんが、一部のペルシャ絨毯などの店に限り、確かトルコかどこかのサーバーを経由してカード決済できるみたいです。

恐ろしく手数料高そうですが・・・
まぁ絨毯買えるくらいの金持ちには痛くも痒くもないですよね?三矢先生?



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宿のカフェでチャイを頼んだら色とりどりのデザートが出てきたと思い歓喜しましたが、これは全て砂糖です。

こんなバリエーション豊かにしなくていいでしょ・・・





Best regards,

ベアー大熊