【旅行記】北海道④稚内でサハリンのお勉強〜2つの資料館を巡る〜

なんと100記事目である。(5月9日にブログ開設)
初期の見るに耐えない雑談記事をいくつか削除したので実質的には100記事ではないが


このブログは精神安定剤として本当に役立っていますし、先輩推しブロガーの方とお話したり、PV増えたり、読者が増えたりすると元気が湧いてきます。

本当にありがうございます!
マイペースに続けて行くので今後とも宜しくお願い致します。

2021年8月29日 ベアー大熊




[Day3]

f:id:daigo520:20210829111424j:plain

午後はちょっと真面目に、サハリンのお勉強をしようと思います。

f:id:daigo520:20210829113145j:plain

バスで稚内市樺太記念館にやって来ました。
正確には稚内副港市場などとの複合施設となっています。


f:id:daigo520:20210829113644j:plain

ご存知の通りかつてサハリンは日本の領土であり、当然ながら多くの日本人が居住していました。
ロシア領となった今でも、民間的な交流が続いています。

写真は当時の新聞記事。
サハリンのネベリスク市への視察旅行が初めて実現した、歴史的なイベントです。


f:id:daigo520:20210829114226j:plain

f:id:daigo520:20210829114252j:plain

一階は当時の町並みを再現したエリアとなっており、メインの資料館は2階にあります。


f:id:daigo520:20210829114534j:plain

サハリンが日本だった=稚内とサハリン間に「国内便」航路があった当時とでは稼働している駅も異なります。

当時の稚内駅は現在の南稚内駅にあり、現在の稚内駅の場所には船客用の稚内港駅がありました。

また、その近くには補助的に稚内桟橋駅が設けており、稚内〜サハリン間の船が、庶民的な公共交通機関として日常的な存在であったことが伺えます。


f:id:daigo520:20210829115340j:plain

ネベリスクの写真。どことなく稚内市に似ていますね。
筆者の経験で言うとウラジオストクにも似ていますが、こちらの方がよりアジアの、極東の雰囲気が強い気がします。


f:id:daigo520:20210829115601j:plain

それでは、資料館を見学しましょう。
入場料はなんと無料。
受け付けのおじちゃんも大変親切で、コロナ禍だからこその気遣いや優しさが身に沁みました。


f:id:daigo520:20210829120152j:plain

当時、就航していた船の模型。


f:id:daigo520:20210829120258j:plain

実はサハリン全土が日本領だった訳ではありません。
そのため、当時のサハリンには日本人にとっては馴染みが薄いであろう「陸路国境」がひかれていました。

写真はそこが国境であることを示す碑です。
これは興味深い!

地球の歩き方の極東編曰く、この国境跡地を訪れるツアーもあるみたいですね(もちろんサハリン発)


f:id:daigo520:20210829120720j:plain

北海道と言えばアイヌですが、サハリンにも樺太アイヌがいました。

他にも多様な民族が独自の文化を育んでおり、今も昔もサハリンは日本やロシアではなく「極東」という独特の地域であったことが分かります。これについては後述。


f:id:daigo520:20210829120947j:plain

サハリンの案内書。
地球の歩き方の元祖とも言えますね笑


いやー、ここは良かった!全ての展示をじっくり見る時間はないものの、興味のある内容だけ流し見するだけでも相当に知識は深まりますね。

岬などに比べて観光客は少なかったですがおすすめ。


f:id:daigo520:20210829121441j:plain

続いて別の資料館を見学するために稚内公園まで歩いて向かいます。
方角としては稚内駅や宿の方角となります。


f:id:daigo520:20210829121550j:plain

公園まで間近という所で気になる茶店を見つけたので、吸い込まれるように入店。やってるのか・・・?


f:id:daigo520:20210829121653j:plain

やってました。
おばちゃん、めちゃくちゃ気さくです。


f:id:daigo520:20210829121802j:plain

令和の世にこんな喫茶店が残されていたとは・・・
コーヒー旨いです。

f:id:daigo520:20210829121848j:plain

なぜかチーズもくれました。
ご馳走様でした。


f:id:daigo520:20210829121923j:plain

資料館まではひたすら山というか丘を登っていきます。
健脚なら30分もあれば辿り着くはず。


f:id:daigo520:20210829131340j:plain

鹿の群れ発見!!
バンビが可愛いらしいです。

f:id:daigo520:20210829131502j:plain

ただ鹿に道を塞がれており先に進めません。この道でショートカットにTシャツ&ジーパンのボーイッシュな女の子が一番可愛い・・・ではなくて。
ショートカットできるかで体力的にかなり違うのです。

止む無く突撃すると鹿は散り散りに去っていきましたが、これ気をつけないと危ないですね・・・
タイミング悪く車が来たら事故に繋がりかねません。


f:id:daigo520:20210829131925j:plain

公園内には随所に展望広場的な場所があり、稚内市内を一望できます。

海の景色には相変わらず恵まれませんでしたが。


f:id:daigo520:20210829131954j:plain

あそこまで登るのか・・・

なお霧に包まれた魔王の塔のようなものが見えていますが、あれは稚内市開基百年記念塔と言い、1879年に宗谷を村として認定し役所等が置かれてから100年経ったことを記念して建てられたものになります。


f:id:daigo520:20210829132324j:plain

景色もすごいが風もすごい。
半袖短パンには荷が重すぎます。早速修行の領域です。


f:id:daigo520:20210829132444j:plain

2枚前の写真を撮ってから15分くらいで到着。
お目当ての北方記念館と塔への入場料込で400円です。


f:id:daigo520:20210829132608j:plain

北方と言っても、北方領土ではなく樺太に関する資料館となっています。


f:id:daigo520:20210829132833j:plain

有料だけあり展示物は豊富。先の樺太記念館が「稚内と樺太との関わりと歴史」にフォーカスしていたのに対し、こちらでは樺太の自然や文化歴史、そこに住んでいた民族についての展示が多かった印象。


f:id:daigo520:20210829133129j:plain

f:id:daigo520:20210829133213j:plain

どことなくウラジオストクで訪れたアルセーニエフ博物館で見た展示物に通ずる物があります。
極東同士の繋がりを感じますね。

www.sekainoasameshi.com



f:id:daigo520:20210829133402j:plain

個人的に非常に興味深かったのが民族に関する展示。

上の絵は樺太の人々が交易していた山旦人を描いたものですが、その顔立ちから中国系であることが容易に想像できます。

調べてみると、やはり黒竜江(アムール川)下流にそのルーツを持つそうですね。


f:id:daigo520:20210829133933j:plain

このケツに敷いてるのってアムールタイガーですよね!?
いやー、面白い!


f:id:daigo520:20210829134024j:plain

f:id:daigo520:20210829134045j:plain

写真はニヴフという民族のおばあちゃん。
現在の行政区分で言うとサハリンはヨーロッパの中のロシアになるのでしょうが、このおばちゃんを見るとサハリンはアジアやヨーロッパと言った括りではなく「極東」というオンリーワンのエリアであることが分かります。

これらの民族は場所柄、トナカイの放牧や漁業を生業としていたそうです。
彼らの末裔が今どのように暮らしているか興味のあるところ。


f:id:daigo520:20210829134317j:plain

この後の予定もあったのでやや駆け足でしたが、大満足の見学となりました。
コロナが終わったら是非とも極東エリアを旅したいです。

f:id:daigo520:20210829134423j:plain

帰り道でも鹿を目撃。
可愛いものは何回見ても可愛い。


f:id:daigo520:20210829134511j:plain

観光後は駅まで戻り、バスで稚内温泉童夢に行きました。

日本最北端のスーパー銭湯です。方角としてノシャップ岬の方になります。

入湯料は大人600円。往復のバス代がセットになったお得な割引チケットもあります。


f:id:daigo520:20210829134737j:plain

肝心のお湯ですが、筆者には少し熱かったかな?
ただ露天風呂では立つと海が見えますし、内風呂の種類も豊富なのでじっくり楽しめますよ!


f:id:daigo520:20210829135041j:plain

休憩できる場所が多いのも印象的でした。
町の寄り合い所みたいな感覚なんですかね?確かに入湯料も安いですしね。


f:id:daigo520:20210829135214j:plain

夕食はセコマで買って宿のコモンスペースで食べました。
海老カツ丼に山菜ときんぴら、美味しかったです。
コンビニ飯とは思えぬクォリティー。

なおこれらホットシェフ(店内調理)の商品は一部店舗には置いてません。

稚内駅内のセコマにはホットシェフがないので、僕は5分ほど歩いて稚内中央店まで行きました。



f:id:daigo520:20210829135610j:plain

食後は少しお散歩。
稚内駅のすぐ近くでキタキツネを見ました。


写真は町のシンボルとも言える稚内港北防波堤ドームです。

上で紹介した稚内桟橋駅はこちらに設置されていました。
ソ連軍の侵攻を受けてサハリンからの退去を余儀なくされた住民は、当面の間こちらで野宿をしたとされています。



うーん、やはり興味のある分野に於いて知的好奇心を満たす旅は楽しいですね。

次の日以降は島の代わりとして急遽選んだエリアを訪れます。
津軽海峡フェリーで調べ物をするまで存在すら知らなかったエリアですが、ネタバレすると北海道らしさを存分に感じられる素晴らしい思い出がたくさんできたので、次の日記もお楽しみに!