言うまでもなく、可愛い女の子にはほぼ必ず彼氏がいる。
つまり可愛い女の子と付き合っている男には、己の忍道を信じて耐え忍んだ時間が必ず存在し、きっと他の男と付き合っている時から熱烈なアプローチをしていたのだろう。
クソったれファッキンチキンの僕はそれができなかった。
イワンの馬鹿!イワンの馬鹿!
いっぺん死んでこい-------
家庭教師ヒットマンREBORN!に素晴らしい提案をされた杏、ではなく僕は北の大地に向かった・・・
[Day0]
仕事を終えて上野に向かう。
今回はバスとフェリーを駆使して、上野→青森→函館→札幌→日本最北端の町・稚内を目指す壮大な旅である。
元の予定ではそこから礼文と利尻を目指すはずだったが、コロナのことが頭から離れず離島は自重した。これについては後述。
さて、上野から青森まではパンダ号を使います。
7000円という格安プライスで青森まで行けますが、4列シートにWi-Fiなしとなかなかに過酷。
隣の席に人がいなくて良かった・・・
3回の休憩を挟んでグイグイ北上していきます。
先は長いのでぼちぼち寝ますかね・・・
ZZZZZZZZ
[Day1]
そんなこんなで早朝6時に青森に到着。
既に身体がしんどいですが、先が長過ぎるのであまり考えないようにします。
せっかくなので青森名物ののっけ丼を食べましょう。
入口で食券を購入し、好きな具やご飯、味噌汁と選んでいきます。店舗によっては唐揚げなどの惣菜も!
僕は定番のマグロやヒラメなどをチョイスしました。
旅の初っ端、しかも早朝から新鮮な海鮮を食べれて良かったです。
フェリーまで時間があるので銭湯で汗を流します。
500円と安く、清潔で居心地が良かったです。
20分ほどバスに乗り津軽海峡フェリーターミナルに来ました。
検温にて無事に平熱であることを確認し、そそくさと乗船。
ここから15年ぶりの北海道を目指します。
なお、一番安い雑魚寝シートで2800円でした。
天気も快晴!思いきり船旅を楽しむぞ!!と意気込んでいましたが、ここに来て島に行くことを躊躇しだしました。
いや、家を出る時からずっと迷ってはいたんですがね。
宿で知り合った人と飲みに行くなどしない限り、自分の旅行スタイルでは99%人にうつすことはない自信はあるものの、離島は色々とリスクがある。
ゆえに今回の船旅では延々とリスクと代替ルートの検討、電波が入ったら予約のキャンセル&新しい宿の予約と大忙し。
とてもではないが船旅を満喫できなかった・・・
基本的には快晴なのですが、やはり不安定な海域なのか、時おりいかにも北の海!といった感じになります。
晴れさえすればこの絶景!
限りなく濃厚なブルーが広がります。
フェリーターミナル近くのコンビニに、青森名物のイギリストーストが売っていたので買ってみました。
マーガリンとグラニュー糖の相性が抜群で旨い!
でもこれで500カロリーもあるんですね・・・
そんなこんなで14時半に函館に到着しました。
この時点で家を出てから約24時間が経過していますが、ようやくここからが旅のスタートです
函館と言ったらラッキーピエロでしょう!!
北海道のみならず日本全国にその名を轟かす函館エリアのファストフードチェーンです。
一番人気のチャイニーズチキンバーガー。
大ぶりの鶏唐が3つも入っておりボリューム満点!
甘辛いタレとの相性も抜群です。
デミグラスソースとチーズがたっぷりかかったラキポテも絶品。
値段は1000円近くしますが、全て手作りで熱々、バーガー以外にもカレーやハンバーグライスも取り扱っており人気の高さも納得。
筆者が訪れたのは午後15時ですが普通に満席近かったですからね。
次の夜行バスまで少し時間があるので、五稜郭にでも行ってみますか。
函館フェリーターミナルからバスで10分くらいかかりました。
戊辰戦争の舞台となった五稜郭。
筆者は特に日本史に興味がないのですが、幕末ファンには堪らない場所でしょう。
箱館奉行所に入場する場合は有料ですが、公園部分は無料で見学できます。
せっかくなので見学してみましょう。
一度燃えたのを再建した訳ですが、やはり当時の建築方法を再現して正確に復元してみせた大工さんの技術力には感服するばかりです。
日本はもっとモノづくりの待遇を良くするべきである。
先は長いですし、観光はほどほどにしてスーパー銭湯にでも行きましょう。
このスーパー銭湯が素晴らしかった。
筆者のお湯の好みは断然ぬるま湯なのですが、こちらの露天風呂が適温。
汗を流したら休憩室で仮眠しようと思っていましたが、ついつい長湯してしまいました。
北海道の星空を眺めながらの入浴、最高です。
函館駅からはバスで30分くらいかかりますがオススメ。
夕飯は函館駅前の有名ラーメン店・しなのさんで。
あっさりかつ塩気の効いた塩ラーメンが最高!
チャーシューもとろとろで美味しかったです。
その後バスの時間まで駅前のラッキーピエロで休憩。
店舗ごとに異なる世界観が設定されていて楽しいですね。
こういうローカルな店での時間が一番好きです。
充電はできませんがWi-Fiはあります。
さて、2夜連続の夜行バスです。
ここまで過酷な移動をしてどれくらい交通費を節約できるの?という疑問がおありでしょうか、道中あれこれ飲み食いするくらいならLCCで稚内まで飛んだ方が安いです。
交通費だけでも飛行機の方が安い。
じゃなんでわざわざ、という問いには「男のロマン」と答えます。
上野発の夜行バスとフェリーで北海道に渡り、広大な大地をガンガン北上して行く。
心にヒマがある生物、なんと素晴らしい!
なおバスそのものは4800円安い割に3列シートにWi-Fiコンセントと素晴らしい設備でしたが、スマホをいじることもなくとっとと寝るであります。
ZZZZZZZ
[Day2]
早朝5時半に札幌着。早くベッドで眠りたい・・・
素晴らしいバイキングの朝食を頂き、稚内行きのバスを待ちます。
稚内までは宗谷バスで。片道6200円ですが往復で買うと少し安くなります。
車内はWi-Fiも完備されており、USBだけですが充電もでき快適でした。
7時40分、札幌を離れます。
ここからは北上、北上、また北上。
北海道らしい景色を見たり・・・
最北端のSAでアイスコーヒーをしばいたり
海だ!
羽幌の町で2回目の休憩。
小腹が空いたのでタコとエビのピザ風フライを購入。
美味でした。
ここまで来たらあと2時間くらい。
天気は荒れ、植物の感じも何となく北方っぽい感じになって来ましたね。
神奈川を出て45時間。
ついに、ついに、日本最北端の町・稚内に到着!!!
旅はここから始まる。