ウラジオストク編最後の旅行記となります。
[Day4]
前回の記事に書いたように鷲の巣展望台を諦めたので、代わりにウラジオストク駅前の中央広場を軽く散策します。
何気にこの旅行で初めての市場見学ですね。
加工肉が旨そうです。
ウラジオストクにはもう一つ、キタイスキー市場という有名な市場があるのですが、路面電車など使って郊外まで行かなきゃなので今回は泣く泣くパスしました。
積極的に売り子のおばちゃんに話しかけてもっと写真を撮ればば良かったと少し後悔してます。
イランなんか撮った写真の半分がバザールの写真ですし、やはり写真を撮った方が記憶には残るのでね、、、
一部ホームには改札がないので、このように自由に見学できます。
このままシベリア鉄道に乗ってその先の世界を見たいところですが、ニコ・ロビンのように泣きじゃくっても誰も助けてくれません。
3日後には暑い暑い工場で再び研修が始まるのです。
観光初日に訪れたストローバヤで早めの夕食とします。
中国語が併記されているので「観光客向けかな?」と少し警戒していたのですが、実際はロシア人で賑わっており安く美味しく食事できて助かりました。
場所柄、シベリア鉄道前の腹ごしらえをする旅人も多そうですね。
ちなみに人民食堂は確かリーズナブルとかそういう意味があった気がします。
ごっつい肉を安く食べられるので滞在中は幸せでした。
ちなみにロシアの主食というとパン、特に黒パンが有名ですが、このようにライスも食されますし、変わったところでは蕎麦の実をライスのようにして食べる人も多いです。
奥に少し写っている茶色いつぶつぶが蕎麦の実ですが、意外と美味しかったですよ。
グラタン風のチキンと紅茶まで頂きお腹いっぱいです。
最後まで美味しい食事をありがとう。
壮観なウラジオストク駅。
内観も豪華絢爛でしたが、残念ながら撮影はNGでした。
そろそろ宿に戻ります。
多くの日本人がウラジオストク時代に住んでいた時代、日本語新聞「浦潮日報」の編集部だった建物。
今調べたら発行者は本学のOBだったみたいですね。
この旅行の最大の後悔は、日本ゆかりの建物群を全然巡らなかったことでしょうか。
当時はそういった歴史に全く興味がなく、同じくOBの二葉亭四迷ゆかりの建物しか能動的に見学しなかったので。
ウラジオストクという都市の歴史、地理を学ぶ意味で他の建物も見て回れば良かったと少し反省しています。
宿の近所のスーパー・フレッシュ25で観光がてらお土産探し。
当時仲が良かった会社の同期の女の子と喧嘩してしまい、疎遠になり渡せずしまいになってしまったことを思い出してメランコリックな気持ちになっています。
"
鬼滅の刃18巻"
翌朝10時くらいのフライトで帰国する都合上、今夜は初日に使った空港のトランジットホテルに泊まります。朝になって公共交通が停まるとフライトに間に合いませんので。
今回泊まったNeptuneaは、中心部から徒歩30分ほど延々と坂を登らなくてはならず、シャワーの出が悪くWi-Fiも跡切れ跡切れと純粋な快適さでは歴代の宿泊先の中では下位の方です。
しかし、この宿に泊まらなくては観光をご一緒させて頂いたオカダさんや台湾人の兄貴とは出逢えなかったので、結果的にこの宿にして良かったと思います。
再訪時にまたここに泊まるかは微妙ですがね!
さて、この時間にもなるとマルシュも鉄道も最終便は終わっていますが、ご存知の通り僕はタクシーが嫌いです。
そこで役に立つのがYandex taxi。要はUberのようなアプリで呼び出し・決算する式の配車システムです。
このYandex taxi、他の旅行記を見た感じなとロシア国内なら絶望的な僻地にでも来てくれることから旅人の間では有名みたいですね。
詳しい値段まで覚えていませんが当然乗り合いのマルシュよりは高いものの、普通のタクシーの相場より早く、またドアトゥドアで宿の敷地から楽に移動できて大変に助かりました。
教えてくださった無職旅さん、配車を手伝ってくれお土産のお菓子もくれたNeptuneaのお姉さん、ありがとうございました。
http://musyokutabi.net/archives/post-32701.htmlmusyokutabi.net
空港の売店で買ったつまみとバルティカ9(数字が上がるほど度数が高くなるローカルビール)で飲んだ後、トランジットホテルで仮眠しました。
ZZZZZZ
【Day5】
空港の光やアナウンスが一晩中入り込んできたため眠りは浅いものの、痛む頭を抑えてなんとかチェックイン。
ところで、東洋系の顔立ちで、お揃いの制服を着て、胸にバッジをつけた集団がいらっしゃいましたが、もしかしなくても北の方々ですね。
こうやって正装で海外にいる時点で位が高いものと推定します。
写真ですか?まだ死にたくないので撮っていません。
売店で買った朝メシ。
空港で食べるカップ麺ってなんで美味しいんですかね?
ステーキは冷凍食品ですが、想像の3倍美味しかったです。
最後に少しだけお土産を探してから搭乗口へ。
北の方がいる=高麗航空があるということですが、残念ながら見つけられませんでした。
行き同様のパサパササンドイッチを食べ、あっという間に成田に送還されました。
○まとめ
こんな感じのウラジオストク旅行でした。
工場実習の暑さから逃れるという意味で企画した旅ですが、一時工場を忘れられるほど爽やかな時間を過ごせたと思います。
総合点はかなり高いウラジオストクですが、1人ですぐにまた行くかと言われると微妙ですね。
同じくらいの日数なら未訪問のハバロフスクやユジノサハリンスクに行ってみたいので。
しかしながら、例えば彼女ができて一緒に海外に行くとなった場合、ウラジオストクはめちゃくちゃオススメの訪問先です。
まず飛行機に載る時間が短いことから体力的な余裕もありますし、3日くらいで満喫できるので4連休でウラジオストクに行って、夏休みなどもっと長い休みは他の国に行くことができます。
街もオシャレで散策が楽しく、食事も安価かつ旨い、可愛い雑貨やスイーツも楽しめると社会人のデートに最適かもしれませんね。
何より僕が完璧に案内できるのがでかい。
もっとも、例えば遺跡などガンガン観光する旅や絶景を巡る旅が好きな人には向かない街でもあるので、やはり同じくらいの立ち位置の台湾や韓国を楽しめる人にオススメの場所であるとも言えますね。
佐渡編を挟んで完結に時間がかかりましたが、今回もご愛読ありがとうございました!
〜ウラジオストク編 完〜