【旅行記】佐渡②ニッポニア・ニッポンに謁見する

[Day1続き]

f:id:daigo520:20210613171606j:plain

2時間半の船旅を終えて佐渡に到着。
今回は新潟港からの便だったので両津港に到着しました。


f:id:daigo520:20210613172302j:plain

早速ですが昼メシとします。
ターミナル前の食堂「いさりび」さんで新潟名物のタレカツ丼をオーダー。

大きめのカツが3枚鎮座しており半端ないボリュームですが、タレが程よい甘さでスルスルと食べ進められました。
しかし、これで640円はめちゃくちゃ安いですね。


f:id:daigo520:20210613172959j:plain

さて、ゆっくり楽しむのが王道の島旅でなぜ忙しなく動いてるかと言うと、今回の旅行ではバスで移動するからです。

離島なだけあってバスの本数は決して多くはありません。
さらに僕が乗ったフェリーはちょうど昼メシ時に両津着ですので、大量の観光客・島民が一気に食事処へ押しかけるはず。

初動が遅れて目当てのバスを逃すと一気にこの日の観光が難しくなるので、真っ先に飯を済ませた訳ですね。


f:id:daigo520:20210613173846j:plain

飯さえ食べてしまえばバスの時間まではフリーなので少し散歩しましょう。


f:id:daigo520:20210613173950j:plain

町のド真ん中を流れている川ですが、透明度が高く橋の上から魚が泳いでいるのを確認できるほどです。

島に来たことを実感しますね〜


f:id:daigo520:20210613174605j:plain

そして港から5分もかからずに見えてくるのが加茂湖

汽水湖であり、日本の離島で最大の湖です。
牡蠣の養殖で有名らしいですね。


f:id:daigo520:20210613175343j:plain

町を歩きますがとにかく静かです。

両津は佐渡一の繁華街なので昼間に人が少ないのは分かるのですが、諸々の雑音がなく、限りなく無音に近いのはなかなかすごいことだと思います。

これが離島パワーか。

f:id:daigo520:20210613175728j:plain

時間が来たのでバスに乗車。
今回は佐渡3dayパスを購入しました。

3日間、佐渡島内の路線バスが乗り放題なのに加えて各観光施設の割引までつき3000円という、佐渡をバスで旅するなら購入必須のチケットです。

1dayと2dayパスもありますが、2dayは2500円なのでいかに3dayパスが破格の性能か分かると思います。


f:id:daigo520:20210613180103j:plain

バスは両津を離れるとすぐに田園地帯へ。

個人的にはこの風景にはとてもギャップを感じました。

まぁ考えたらトキが生息しているのだから田んぼが多いのは至極当然なのですが、どうしても離島ということで延々と続く海岸線を連想してしまうのでね。


f:id:daigo520:20210613180654j:plain

島の景色を満喫しているうちにお目当てのトキの森公園に到着しました。

トキについてはもはや説明不要でしょう。
佐渡を、日本を代表する鳥、まさにニッポニア・ニッポンです。

f:id:daigo520:20210613182004j:plain

トキの森から泊まる宿の方面まで行くバスは実質的に次が最終なので、とりあえずさっさと見学しちゃいましょう。

ちなみに入場料400円のところ、3dayパスの効果で無料になりました。
他の観光スポットではせいぜい50円引きとかなのでこれは破格。


f:id:daigo520:20210613182349j:plain

まずは資料館から見学します。


f:id:daigo520:20210613182426j:plain

ご存知の通り、日本産のトキはキンを最後に絶滅しています。


f:id:daigo520:20210613183601j:plain

現在、日本に生息、また保護されているトキ達は、中国政府より贈呈・貸し出されたトキの子孫です。
これは韓国についても同じことが言えます。

かつて極東に広く生息していたトキも今では中国に少数が残るのみとなりました。

どうしても日本における保護活動について情報ばかり耳にしますが、個人的に中国におけるトキの話が興味深かったです。

例えば、トキが生存しているか大調査団を結成し、ダメ元の最後の調査時に地元の農民の話から生存を確認したことなどを学べました。


f:id:daigo520:20210613184835j:plain

当初は日本政府としても日本のトキと中国のトキの交雑を目指していましたが、トキにも相性があるらしく上手くいかず。

かつては日本のあちこちに普通に生息していただけに研究データの蓄積がなく、トキの飼育や繁殖は試行錯誤の連続だったそうです。


f:id:daigo520:20210613185151j:plain

真面目な展示ですが、阿佐ヶ谷姉妹のネタを思い出して笑ってしまった、、、


f:id:daigo520:20210613185240j:plain

資料館には回廊が設けられており、保護スペース(立入禁止)のトキを遠くから観察できます。

トキというと純白な毛並みをイメージする方も多いと思いますが、これは子どものトキや非繁殖期のトキの色で、繁殖期はグレーがかった色になるのだとか。

また、トキ色、とは正確には羽を広げた際に認められる薄ピンク色を指すそうです。


f:id:daigo520:20210613185536j:plain

このような興味深い話を、日本郵便の出張所の方が丁寧に説明してくださったのですが、何か買わなきゃというプレッシャーでじっくりお話できず。

何も買わずにすいません、、、


f:id:daigo520:20210613185707j:plain

屋外では世界各地に生息するトキの仲間を展示していました。


f:id:daigo520:20210613190038j:plain

続いてはふれあいプラザを見学。

こちらでは生まれたばかりのトキを含む4羽家族が、実際の生活環境に近い形で飼育されています。


f:id:daigo520:20210613190226j:plain

飼育ケージはこんな感じ。
ジュラシックパークみたいです。


f:id:daigo520:20210613190324j:plain

当然ながらトキは本能の赴くままに行動するので、こっちに来てくれない限りは遠方から観察することになります。
設置されている望遠鏡を除くと親トキが子トキに餌を与えていましたが、できれば近くで見たいところです。


f:id:daigo520:20210613190612j:plain

と、思っていたら近くに飛んで来た!

f:id:daigo520:20210613190652j:plain

餌を探しています。
先の展示でも紹介されていたように、トキの好物はドジョウやカエルなど。
故に田んぼの存在はかかせません。

一方で農民にとっては自分の田んぼを荒らされることにもなる訳ですよね。

種の保存と人の生活、これらを折り合いつけて調整する苦労は想像するにあまりあります。

今ではトキが餌を食べられるほどきれいな田んぼということをウリに米をブランディングするなどの活動も進んでいるみたいです。


f:id:daigo520:20210613191142j:plain

こうやって泥にクチバシを突っ込んで餌を探すんですね。


ざっくり1時間半、大満足の見学になりました!

そこまで生き物に興味がないなら、頑張れば40分もあれば足りるかな。

トキに興味があったり、近くにトキが来るまで粘ったりしたい人は2時間弱見ておくといいかもしれません。

トキの森公園、オススメです。