日本で一番新しい映画館!シネマネコ(青梅)

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マッチングアプリの自己紹介文にミニシアター好きと書いて女友だちにダメ出しを喰らった者です、こんにちは!

今日は、オープンしたばかり映画館・シネマネコに行ってきたので、その様子を紹介したいと思います。
どうぞご覧ください。

シネマネコとは

シネマネコは6/4に東京の青梅市にオープンした日本で一番新しい映画館です。
古典的なネタですが、青海ではないのでご注意を!

青梅から映画館が姿を消して約50年、かつての「映画の町」青梅を懐かしむ常連さんの声を聞いた飲食店のオーナーが一念発起して始めたのがシネマネコとなります。

アクセス

シネマネコへのアクセスですが、公式サイトでは中央線の東青梅駅から7分、青梅駅から15分となっています。 

しかし、行きは東青梅、帰りは青梅を使った筆者の感想としてはどちらも大差ないと思います。
(劇場のすぐ近くの標識には、青梅と東青梅どちらも800mと書いてました)


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こちらが青梅駅。

東京とは思えぬレトロさです。

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駅前の通りを信号まで行ったら左折


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てくてく歩いてこの建物が見えたら右折、NTTの建物を通り過ぎてすぐの場所にシネマネコがあります。

劇場

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シネマネコの特徴は都内唯一の木造の映画館であること。

旧都立繊維試験場の建物をリノベして造られ、所在地も青梅織物工業協同組合の敷地となっています。

ちなみにシネマネコという名前も、織物の街として栄えた時代、ネズミから蚕を守っていたネコに因んでいるとのこと。

青梅という立地を考えても、このような世界観を明確にしてPRしていくのは集客的にとても大事だと思います。


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こちらは館内。

やはりと言うか、木造建築ならではの温かみや爽やかさを感じます。

渋谷にあるようなコンクリ打ちっぱなしの映画館もサブカルっぽくて好きですが、この温室感は青梅の地にマッチしていますね。

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館内に併設されたカフェです。

今回は時間がなくてお邪魔できませんでしたが、筆者が見た範囲だと映画館の徒歩5分圏内にカフェなどはないので、利用価値は大いにあると思います。

参考までに公式ホームページから拝借した写真を載っけておきます。


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                      ”
https://cinema-neko.com/cafe.php


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スクリーンは1つですが、傾斜やスクリーンの位置などバランス良く、普段行く神奈川や新宿の映画館よりも快適に映画を楽しめました。

音響も良好で、基が古い建物だからといって設備面に不備は全くありませんでしたね。

ミニシアターはやはり設備的にはシネコンには勝てないので、傾斜がゆるいと前の客のパーマが激しすぎてスクリーン見えないこととかあるので・・・

ただこれは全ての映画館に言えることですが、後方の真ん中の席が一番見やすいのには間違いないので、その点はご留意ください。

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イスもふかふかでした。

作品ラインナップ

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シネマネコの上映作品ですが、オープンしたてということでネコをテーマにした4作品を上映しており、順次ラインナップを増やしていくみたいです。

この辺は公式ホームページ見て頂いた方が分かりやすいですね。

cinema-neko.com



写真は筆者が今回見たイスタンブールに住む猫のドキュメンタリーですが、犯罪級のネコの可愛さと懐かしいイスタンブールの景色で満足度がとても高かったので、こちらもいつか記事にしたいと思います。

あくまで素人の意見というか考えですが、同じ中央線に映画大国の新宿やシネコンを擁する立川があることを考慮すると、上映作品に一工夫は必要かなと思いますね。

青梅が昭和ロマンの街として売り出してるのに合わせて懐かしの洋画とか、レアなドキュメンタリー映画とか。

その点、今後上映されるローマの休日(吹替版)など昭和ロマンの世界観にバッチリはまっていて、作品選び上手いなーと感心してしまいました(上から目線ですいません)

もちろん、西東京や多摩地区の住民のために話題作を上映しても需要あるでしょうし、今後どんな映画で集客していくか映画ファンとして楽しみです。

料金

料金は一般1800円で他に各学生料金やシニア割・障がい者割、曜日毎のサービスデー料金があり1000円〜1200円で設定されています。

面白いのは2の付く日に適用されるネコデイで、毎月2、12、22日は1000円になるというもの。

2月は毎日1000円になるという訳ではない

また、年会費2000円で常時1000円になる会員制度などあるので詳しくはホームページをご覧ください。

周辺観光

青梅なんてそうそう来れる場所でもないので、せっかくだから少し観光しました。


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魚介が効いたスープとレアチャーシューが旨いハイデンコッコは、東青梅のお隣・河辺駅から徒歩10分ほど。


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つつじ祭りと観音様が有名な塩船観音寺では小旅行気分が味わえて激しくおすすめ。


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境内からハイキングコースに続いています。
イノシシ出るのか・・・

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結構本気でイノシシを探しましたが見つからず。

付き合ってた彼女とこんな感じの寺に行ったことを思い出し、あまりのギャップに切なくなりました・・・


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街全体でネコや昭和ロマンをコンセプトとして打ち出しており散歩が楽しいです。

まとめ

映画ファンとしての率直な感想ですが、とても居心地の良いミニシアターでした。
新宿・渋谷のミニシアターも大好きですが、やはり窮屈な印象があるので、自然に囲まれて落ち着いて映画を楽しめましたね。

だからこそ長続きして頂きたい!

ミニシアター業界でも作品の流行りがあるのですが、例えば都内と神奈川のミニシアター5館の会員になっても、冗談抜きで5館の中で上映作品をローテする感じになって1年くらいラインナップが増えないとかあるんです。

どうしても青梅はロケーションという意味では少し不便なので、何とか上映作品で差別化を図って集客して頂きたいところ。


反対にこの記事を見てくださった方には、ぜひ青梅観光と合わせて来て頂きたいですね。

このコロナ禍で、手軽に都心からアクセスできて東京とは思えぬ自然を楽しめる貴重な場所の一つが青梅だと思います。

筆者は今日行けませんでしたがレトロ感ある博物館や公園もあるみたいですし、日帰り旅行や少し変わったデートのために青梅に行き、ゆったり映画を観て休憩、という使い方も大アリだと思いますね。
きっとメリハリある一日になると思います。

もちろん、青梅まで来てしまえば駅からの距離は近いので、映画だけ観に来るでもきっと楽しめると思いますけどね。


筆者の自宅からは2時間半はかかるのでそう頻繁には来れませんが、今後も上映作品をチェックして定期的にお邪魔したいと思います!