【宿泊記】祖谷八景(徳島)

2020年7月に徳島県、祖谷を旅行した時に泊まった古民家宿「祖谷八景」を紹介します。

こちら、一日一組限定かつ大型連休の時は1年前から予約が埋まるような宿なので、PR記事よりかは宿泊記としてお楽しみください。



○住所

徳島県三好市東祖谷中上66-2

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祖谷は落ち武者伝説の残る日本の秘境。
かずら橋や雄大な景色などを楽しむことができる徳島随一の観光スポットです。

なお、祖谷八景は冬期はクローズするのでご注意を。

○アクセス

祖谷線「落合」バス停から徒歩23分
車の場合、徳島駅から下道で3時間程度


公共交通機関でのアクセスは全くオススメしません。

祖谷自体が秘境ですからね。
徳島駅から交通機関を使うと普通に4時間くらいかかります。

祖谷観光を効率的に楽しむという意味でも車での移動をオススメします。


○料金

素泊まり5000円、夕飯&朝ごはん付き8000円(1名で宿泊時)
素泊まり3000円、2食付き6000円(2〜5名で宿泊時の1名分の値段)

はっきり言って格安です。

僕は基本的に物価の安い国で最安値の宿に泊まる旅をしてきたので最初は高いと思ってしまいましたが、古民家を貸し切ること、ご飯が絶品であることを考慮すると8000円はあまりにも安い。

オーナーも「儲けのためではなく建物の維持のために経営してる」と仰っていましたね・・・


○Wi-Fi

爆速。
山奥にいるとは思えぬほど快適にネットを楽しめます。


○建物

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正しい日本の古民家です。

夏目友人帳に出てきそうですね。


○食事

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山の素材、祖谷の素材をフルに活用した素朴かつ美味な食事を楽しめます。

一応素泊まりという選択肢もありますが、食事は必ずつけるべき。

徳島名物のそば米、自家製の豚の生姜焼き、川魚、祖谷名物の岩豆腐と隙がありません。

特に筆者が気に入ったのがジャガイモの煮転がし。

特別な芋を使っているようで、爽やかな旨味が病みつきになりました。


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こちらは朝ごはん。

鮭に海苔に玉子に・・・

ジャパニーズ・トラディショナル・ブレックファストで朝からお腹いっぱいになれます。


○設備や過ごし方

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写真は寛ぎの間である囲炉裏。

オーナー夫妻は隣の建屋に住んでいるので、実質的に一軒家貸し切りとなります。
山の中ですが風呂もトイレも極めて清潔。

オプションのアシダカ軍曹のお陰でゴキブリやアリといった不快害虫もいません。

オーナー夫妻の気遣いもまた特級。
僕は一人旅だったので寂しい夜になると思いましたが、オーナー夫妻が話し相手になってくださったので楽しい時間が過ごせました。


○周辺環境

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祖谷の中でも奥地なのであたりには何もありません。

だが、それがいい!

朝もやを眺めながらコーヒーを飲むという最高の贅沢を味わえます。
コロナ前は外人旅行者もよく来たそうですが、あるフランス人は一日中、縁側に座って読書を座って過ごしていたそう。

古民家なんて日本好きの外人にとってはロマンの塊ですからね。

僕も次は3日くらい泊まって山の生活を楽しみたいです。


○まとめ

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僕は7月の4連休で徳島に行きましたが、コロナ禍でたまたまキャンセルが出たお陰で2週間前の予約で泊まることができました。

これははっきり言ってフェリックスフェリシスを飲んだに値する幸運なので、基本的には熾烈な予約合戦に勝たなくてはなりません。

近隣に見どころは多くはないですが、秘境・祖谷のさらに奥地でのんびり過ごす時間は何にも代えられないと思います。


まだまだコロナ禍は続くと思いますが、西岡夫妻、またお会いできる時までどうかお元気で。